アドルフ・ヴェルフリ展
チケット当選したので見に行ってきましたアドルフ・ヴェルフリ展。
場所は東京駅にある東京ステーションギャラリー。
このギャラリー行ってみたかったから嬉しい。
アウトサイダー・アートの伝説的なスイスの芸術家、アドルフ・ヴェルフリ。
31歳から入院したヴァルダウ精神病院で新聞紙に鉛筆画を描き始めたのをきっかけに、生涯に渡って壮大な自叙伝の絵物語を綴って行く。
と言うような情報を一切入れずにゼロ知識で行き、かなりぶっ飛んだ作品に「キライじゃない。こんな柄のスカートあったら頭オカシイ感じでアリ」と言う頭の悪い感想を抱きつつ多岐に渡る作品をどんどん見て行く。
も、作品を見るに連れ「ん?んん?んんん?」と頭には危険信号が。
フロアに展示してあった年表で人となりを知り「あー……」と。
精神病院に入った経緯(婦女暴行的な)を知り「展覧会見る前に知らなくて良かった。知っていたらそういうフィルターを通して見てしまって毛嫌いする所だった」とひとりごちる。
アウトサイダー・アート=精神疾患患者など美術の教育を受けていない人々が創作した芸術でその世界観は独創的で心惹かれる部分があるのは分かるけれど、その本人が受け入れられるかどうかは別問題。
それにしてもすごいボリュームの展覧会。
鉛筆画から始まり色鉛筆画、コラージュ、音楽などあふれ出るアイディアをざくざくと形にして行った生涯をこの展覧会では内容濃く見せてくれる。
正直に言うと好きな作品だけれどこれを素直にこの人好きなんですと言い難い人物、それがアドルフ・ヴェルフリ。
そんな感想を胸に満足してステーションギャラリーをあとに。
いずれにせよ知らない作家を知る良い機会。
チケットありがとうございました。