芳年 - 激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
初めての練馬区立美術館へ行って来ました。チケットプレゼント、ありがとうございます。
作品は263点と盛り沢山で私は1時間40分ほどで回りましたが、たっぷり時間を用意して行く方が良さそうです。
チケット絵のような、黒や緑(または藍)などの暗い色の中に深い緋色を使った作品が好きで、赤がとても効いた、一度見たら脳裏に焼き付く作品がいくつもありました。
※「無惨絵」と呼ばれたであろう作品は注意書きと共に1箇所に集められた展示でした。血を表現した赤は明らかに違う表現の赤で、生々しさを確実に伝えようとしているように感じられ、この赤は非常に複雑な気持ちにさせられました。
妖怪を扱ったおどけたもの、役者絵などバラエティに富む作品群の上、下絵や版木もあり期待以上の展示でした。あと、入り口すぐの所に飾られていた「那智山之大滝にて荒行図」、すごく良かったです。