細やかな手仕事に感動しました
もう終わってしまった展覧会ですが、松屋銀座で開催されていた「幸せをよぶ手仕事 ユキ・パリス コレクション展」に行ってきました。
ヨーロッパの古い刺繍やレースなど、ため息が出るほど細かい、美しい手仕事でした。こんなに美しい刺繍なら、博物館に収めておきたいと思うでしょうが、作り手は、愛する人が使ってくれることを望んだのでしょう。少しすり切れたような部分が見られることで、余計に作り手と使い手の思いを感じました。
それにしても、夜は電気もない時代に、いったいどれほどの時間をかけて作られたのかと、作り手たちに心からの敬意を表したいと思いました。そのように一刺し、あるいは一針ずつ作られたものだからこそ、200年たった今も色あせないのでしょう。まさしく「作るよろこび 使うよろこび 見るよろこび」という展覧会でした。京都のユキ・パリスミュージアムにも、言ってみたいと思いました。http://yuki-pallis.com/?page_id=9