マンション玄関の花①
以前、自宅マンションのエントランスに7年くらい花をいけていたことがありますが、今年2019年から10年ぶりに再開しました。
エントランスには展示スペースがあり、夜にはポっと灯がともって空のままにしておくにはもったいないスペースです。ここに花をいけて、夜遅く帰るサラリーマンの方々がホッとすればいいなあと思って始めたものでした。しだいにその思いが通じ、癒される、きれい、斬新といった評判やお手紙、謝礼までいただくようになりました。
この場所にいけるメリットは、近くてメンテナンスしやすい、身近に評価の言葉をいただける。そして何より、いけ花を知らない人に見ていただけることです。子供や男性、シニアの方々…花を見る機会のない人に花のデザイン作品に触れていただけることです。
いけ花が床の間のイメージを離れ、斬新でアートなデザイン性をもつということを、驚きをもって感じていただけたことが最大のメリットでした。その意義はとても大きいと思います。
いったんはやめて10年経った今でも、当時と同じありがたい言葉をいただくので、感謝の気持ちでまた再開することにしました。自分のスキルでご奉仕できるとは幸せです。