レビュー 11月3日放送:わらってこらえて 吹奏楽部の旅 2010
吹奏楽部の旅 2010を見ました。
吹奏楽部の旅 2010は全国大会で金賞を目指す高校の吹奏楽部を追い掛けるシリーズのコーナーなのですが、素晴らしい演奏をするし彼らも普通の高校生で今の時代を生きている事が分かりました。
特に面白かったのは、3校同時に追いかけてたのですが、まさに三者三様の顧問の指導の仕方でした。
市立船橋高校の吹奏楽部の一環になるとよさこいソーランの大会にも参加させ、自身も参加すると言う高橋先生。
東海大学付属高輪台高等学校の一見無茶苦茶のように色んな曲を生徒に試させて、それで大会の自由曲を決める畠田先生。
鹿児島情報高校の決して指導では怒らず基礎的な練習を長くさせる顧問の屋比久先生。
二人目の畠田先生は自由曲を事務局に提出する当日になって、この曲て決めていたのを一度も弾いてない別の曲に変更しようと言い出し生徒達は勿論混乱します。
それでもこの曲にしようと言われてからたった一時間でその曲を形として聞けるぐらいにしてて、
今まで色んな曲を試されてきた馬力が付いてきたんだなーと思いました。
その自由曲は結局生徒と畠田先生との話し合いの末、当日になって言われた別の曲になりましたが、その奔放な指導に付いてきていると言うのがすごいですし全国大会の演奏直前前、生徒達が自分たちからその顧問の先生のふくよかな腹を了解を得てから触ってきました。
こういう風に最終的に信頼と言う形で結ばれるから全国大会に行けるクラスになれるかもと思いました。
そして鹿児島情報高校と高輪台高等学校は全国大会で金賞を取ったのですが舟橋高校は全国大会に行けず、三年生は悔し涙を流し一・二年生は先輩の意志を引き継ぎ、来年の大会で無念を晴らそうと決意します。 その一・二年生も先輩としてこれから段々大人になる事を感じれます
また卒業した先輩が全国大会の会場にお客さんとして来ましたし、番組の最後で鹿児島情報吹奏楽部の生演奏が行われましたが共演として屋比久先生の卒業した前の教え子達が出てきました。 その彼らの明らかに垢抜けた格好から、学校を卒業した彼らも大人になる事が分かります。
3校の過去の吹奏楽部の写真が何枚か紹介されたのですがその時代その時代の生徒の空気感を肌で感じる事が出来る教師と言う仕事が羨ましいと思いました。
特に屋比久先生は45年勤めてると聞くので、よりそれが分かるでしょう。
今私達が出来ることは学生時代出来なかった事をすることです。 方法は様々ありますがその一つとして、教室で高橋先生と並んで、かつての教え子でもあり船橋高校のライバルでもある習志野高校の吹奏楽部の元生徒が後輩を指導していました。
どの時代になっても生徒達は輝く事が出来る。そして大人になってからも自らを輝かせる事は必要だと言うのを彼らから学んだプログラムでした。