モローは色面を構成して作品を構築していく。
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投稿日 | 2019年08月21日 12:59 |
このブログで紹介するイベント
ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の...
*チケットプレゼント* 本展覧会では、サロメをはじめとしてモローが描き出したさまざまな女性像...
平日は20時まで開館しているので、灼熱を避けて夕方からお出かけがお薦め。
世紀末にファムファタルを描いた象徴主義の巨匠 モローは、ルオーとマティスという巨匠の指導者です。
モローの人間関係も追いながら、ギリシア神話やホメロス叙事詩や旧約聖書の物語からなる歴史画に描かれた女性像は、モロー独自の解釈や想像力を生かして描かれています。下絵が多く展示され、色面で構成してくモローの構想の過程と新しさが見て取れます。単眼鏡でじっくり見ると絵具の盛り上がりや細部はこんなにキレイのかとちょっと驚きでした。
描かれた女性像、その一人一人の解説を読まずしてこれが誰なのか?何故にファムファタルと位置付けられるのか?モローの独自の解釈とは何なのか?分かる鑑賞者は日本人には少ないかも。