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活動日記
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吉田孝行
アルテの夏
モエレの春
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パルヌ
モエレ沼公園
アルテピアッツァ美唄
ドキュメンタリー
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拙作『アルテの夏』『モエレの春』の2作品が、10/17(土)〜10/25(日)にエストニアのパルヌで開催されるパルヌ国際映画祭に選出され、現地で上映されます。同映画祭での拙作の上映は、2017年に『ぽんぽこマウンテン』、2018年に『タッチストーン』が上映されて以来、今回で3回目となります。同映画祭は、エストニアのリゾート地パルヌで毎年7月に開催されていますが、今年はコロナの影響で日程を3ヶ月間延期しての開催となります。パルヌでの上映後は、タリンとタルトでも上映が予定されています。
http://www.chaplin.ee/
https://www.facebook.com/ParnuFF

後にエストニアの大統領となる民族誌映画の監督レナルト・メリ(1929-2006)が、1987年にバルト三国で初の国際映画祭として創設したパルヌ国際映画祭は、パルヌ国際ドキュメンタリー&サイエンス映画祭が正式名称で、とりわけ民族誌映画・映像人類学の分野で世界的に知られています。1991年に姫田忠義監督『イヨマンテ 熊送り』が科学ドキュメンタリー最優秀賞、1994年に佐藤真監督『阿賀に生きる』がグランプリを受賞した映画祭でもあります。また近年でも、映像人類学者の南出和余さんや川瀬慈さんの作品、2014年に松林要樹監督『祭の馬』が上映されるなど、日本とも縁の深い映画祭です。

吉田孝行作品『アルテの夏』(2019年/16分/HD/16:9/カラー)
かつて炭鉱で栄えた町の山の中にある閉校となった小学校の木造校舎。その一部は現在も地元の幼稚園として利用されている。この町で生まれ育った彫刻家を中心に閉校となった学校施設を芸術広場として再生する取り組みが行なわれている。自然と人と彫刻が融合した安らぎの空間。広場にある水路や池で水遊びをして過ごす子ども達のある夏の一日。

吉田孝行作品『モエレの春』(2019年/17分/HD/16:9/カラー)
北海道札幌市の郊外にあるモエレ沼公園。彫刻家イサム・ノグチの最大で最後の作品であり、「公園全体がひとつの彫刻作品」として造成された公園である。モエレ沼に囲まれた広大な敷地には、人工の山や噴水、様々なデザインの遊具などが幾何学的に配置されており、自然とアートが融合した独特のランドスケープを生み出している。モエレ沼公園のある春の一日。

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。映画美学校で映画制作を学ぶ。映画とアートを横断する映像作品を制作、これまで30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。近作『ぽんぽこマウンテン』(2016)が、20か国以上の映画祭に選出されている。イラク北部クルド自治区で開催されたスレイマニヤ国際映画祭2017で審査員を務める。近作『タッチストーン』(2017)が、ジョグジャカルタ国際ドキュメンタリー映画祭、パルヌ国際映画祭、イスタンブール国際実験映画祭など、10か国以上の映画祭に選出されている。近作『モエレの春』(2019)が、インドのコルカタ国際映画祭、近作『アルテの夏』(2019)が、イタリアのラチェノドーロ国際映画祭などに選出されている。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社 2016)、『躍動する東南アジア映画』(論創社 2019)など。

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