臨書研究
臨書研究を始めると時間がいくらあっても足りなくなるのは、書に携わるものにとっては当たり前の感覚だろうと私は思います。
地元の所属団体主催の書展への出品作品として裴将軍詩を選びましたが
、これがなかなか難しいと久しぶりに苦戦しそうな雰囲気です。
「白の余白を響かせる、白を活かす」を今回研究のコンセプトにすることにして臨んでおりますが
破体書なので様々な時代の影響を受けた表現をどこまで再現出来るかがポイントとなるのかなと思います。
今現在で気づいたのは、唐や北宋時代の雄大でおおらかな感じ、懐の大きさと明時代の軽快さと勢い
この2つの融合なのかなというのが率直な感想です。
辞書引きしながら、潰れた部分の筆路を辿って構成する、この作業から始めないといけないので臨書研究は大変時間がかかります。