月夜に照らされて
ふと目覚め、まもなく3時間。
ベランダに出ると厚い雲の隙間から
静かな夜を優しく月明かりが照らしていた。
実は昨日、先日行なった検査の結果を教えてもらいに病院へ行った。
結果は、悪いというわけではなく
気になる症状に対して導かれる何かが現れたわけでも無かった。
ある程度、こうなるであろうと予想していたものの
とりあえずの安心と出口のない迷路の狭間で心が定まらずにいる。
こんな日に月夜を眺めていて思うのは
そこには確かに月が存在しているという事実だけ。
流れていく厚い雲に見え隠れしながらも不動の何かがある。
私の中には何があるのか。
それを見つめ直すために与えられたものならば
目を背けることなく、むしろ今後の作品制作に反映させていきたい。
バランス感覚の異変を感じてから3ヶ月。
検査もした。
大丈夫。
分かったこともあるじゃないかと
自分に言い聞かせてみる。
月明かりに思うこと。
これも作品制作の素材。
心の有り様で変化する。
大事な時間。