色の繊細さがすごい
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投稿日 | 2021年12月01日 16:38 |
このブログで紹介するイベント
没後70年 吉田博展
*チケットプレゼント* 本展は、初期から晩年までの木版画を一堂に集めるとともに、版木や写生帖...
新版画なるものをはじめて見たけど
吉田博めちゃめちゃすごかった……神絵師……
解説に「絵の鬼」と呼ばれたと書いてあったけど、
「そらそう呼ばれもするやろ」と思うくらい
絵に対するエネルギーがあふれている人だったんだろうなあと感じた。
グラデーションがすごくきれいという評判をネットで見て行ったんだけど
グラデーションはもちろんきれいなんだけども、
そもそも多分何回も色が乗せてあったりするのか色自体に深みがあって、
主版(主線)も光があたっているところは暖色、それ以外は寒色になっていたり、
「デジタルとか他の方法ならわかるけど、版画でここまでする?」となる。
なんかもう手間暇のかけ方がすごいなと思った。
完成図が完全な状態で頭の中に合って、それの再現に全霊を尽くしてたのかなあ。
すごいものを見た。
帰りに図録等を買ったけど(印刷やさんには悪いけど)全然再現できてない。
30回刷りと4色分解では別物になるのは仕方ないけど、生で見ておいてよかった。
図録の内容自体は良いので買いです。