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活動日記
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吉田孝行
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モエレ沼公園
映像作品
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世田谷区在住のアーティストや文化芸術団体を支援する「せたがや元気出せArtsプログラム」に採択され、2022年2月19日(土)、2月20日(日)、2月23日(水祝)の3日間、連日19時00分から、下北沢トリウッドにて「吉田孝行映像作品集」(短編4作品50分)が上映されます。料金は500円とお安くなりますので、ぜひご来場頂けると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
https://note.com/yoshidafilms/n/n83383a086290

下北沢トリウッドは昨年末に改装工事を行い、スクリーンが大きくなり、座席に段差もつけられました。新装オープンした下北沢トリウッドにぜひご来場頂きお確かめ下さい。
https://tollywood.jp/

『ぽんぽこマウンテン』(2016年/10分/HD/16:9/白黒)
日本のとある公園に設置されている白い色のエア遊具。雪山のようなトランポリンであり、その上で子ども達は、ぽんぽこ飛び跳ねて遊んでいる。曲線のあるユニークな風景の中で、無邪気に遊んでいる子ども達の姿を、動画と静止画の組み合わせで表現したモノクロの映像作品。「子供心を失った者は、もはや芸術家とはいえない」という彫刻家コンスタンチン・ブランクーシの言葉に着想を得て制作された。

『タッチストーン』(2017年/10分/HD/16:9/カラー&白黒)
日本のとある庭園に置かれている白い色の大きな丸い石。大理石の彫刻作品であり、その上に子ども達はよじ登って遊んでいる。「自ら子ども達のために仕事をする芸術家は、間違いなく普遍的なものにまで達するのだ」というフランスの映画批評家アンドレ・バザンの言葉に着想を得て制作された。本作はまた、アンドレ・バザンが論じた映画と他芸術との美学的共生の可能性を、彫刻を対象として探求した映像作品でもある。

『ある日のアルテ』(2022年/14分/HD/16:9/カラー)
かつて炭鉱で栄えた町の山の中にある閉校となった小学校の木造校舎。その一部は近年まで地元の幼稚園として利用されていた。この町で生まれ育った彫刻家を中心に閉校となった学校施設を芸術広場として再生する取り組みが行なわれている。自然と人と彫刻が融合した安らぎの空間。広場にある水路や池で水遊びをして過ごす子ども達のある夏の一日。

『ある日のモエレ』(2022年/16分/HD/16:9/カラー)
北海道札幌市の郊外にあるモエレ沼公園。彫刻家イサム・ノグチの最大で最後の作品であり、「公園全体がひとつの彫刻作品」として造成された公園である。モエレ沼に囲まれた広大な敷地には、人工の山や噴水、様々なデザインの遊具などが幾何学的に配置されており、自然とアートが融合した独特のランドスケープを生み出している。モエレ沼公園のある秋の一日。

【吉田孝行プロフィール】
1972年北海道生まれ。映画美学校で映画制作を学ぶ。映画とアートの境界を問い直す実験的な映像作品を制作、これまで30か国以上の映画祭や展覧会で作品を発表している。フィリピン南部ミンダナオ島やイラク北部クルド自治区など、紛争地域を訪れ、現地の映画人との交流も行う。近作に『ぽんぽこマウンテン』(2016)、『タッチストーン』(2017)、『アルテの夏』(2019)、『モエレの春』(2019)など。アジア各地の映像作家がコロナ禍の日々をテーマに撮り下ろしたオムニバス映画『エイジ・オブ・ブライト』(2021)に日本から唯一の作家として参加した。共著に『アメリカン・アヴァンガルド・ムーヴィ』(森話社 2016)、『躍動する東南アジア映画』(論創社 2019)など。

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