草稿つくり
作品制作において、はじめに取り掛かるのは草稿つくりになります。
作品制作の過程で最も大事なことは身体が大事であること。
以外にも体力、気力が必要です。
制作時は体幹を使って書くためブレないように留意します。
ちょうど一年前の今頃は不随意運動に悩み作品制作どころではありませんでしたが、ようやく2×6サイズを書けるようになりました。
今年は色々前倒しで活動しているため、年内締め切りの作品の草稿つくりを始めました。
現代詩文書の作品の草稿つくりは、題材選びから始まります。
続いて構成に入るわけですが、ここは所属する団体や師事する師匠により作風が大体似通ってきます。
ただし基本的なことは線質ありきの考えで成り立つため日々の勉強は怠ることは出来ません。
現代詩文書は元々の題材があっての作品になるため、題材となる詩文選びは重要となります。
他人の作品をベースにしている、との指摘があるのも事実ですが
誰にでも分かりやすい書であるように、と作られた部門であるため
詩文を題材として書くことは文学の継承という側面があると私は考えています。
今回私が新たにセレクトするのは土井晩翠、天地有情より一部を抜粋しております。
学都仙台の作家の1人であり、かつて母校の校歌が土井晩翠であったため、その世界観を私なりに伝えられるのではと考えています。
もうひとつ笹本碧さんの短歌も草稿として仕上がっております。
彼女の、まさに命を懸けた短歌に対する情熱を伝えていきたい気持ちもあり、どちらにするか決め悩んておりますが
来春以降の作品とすることも視野に入れ、並行して臨んでいます。