生誕120年 安井仲治―僕の大切な写真
「僕の大切な写真」という言葉
学芸員が安井さんという人柄から考え抜いた言葉「僕の大切な写真」だそうで、その言葉を安井さん自身も亡くなる直前の友に当てた文章に同じ表現があったことを後から見つけたことを教えて頂きました。
安井さんの言葉とともに作品が紹介され、目の前の真実をそのまま映し撮った写真ではなく、そこには安井さんの思いが形になった作品であることが、連続したネガから読み取れることも教えて頂きました。そして、安井さんの中で大きなテーマの1つが「虚実」であり、湖面にうつる木々、土壁にうつる影、2つの繭、それを表わす作品となっているとの事。この話を聞き、影といえば、高松次郎とつながる話だなと思いながら、講演後再入場し、再び安井さんの写真の世界に浸りに行きました。