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写楽
浮世絵
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特別展「写楽」

東京国立博物館では、特別展「写楽」を開催。 選りすぐりの写楽の版画によってその全貌を提示し、...

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CJキューブさんの懸賞に当選しまして、チケットを頂きました。誠にありがとうございました。
観覧してきましたのでご報告いたします。

写楽が活動したのはわずか10ヶ月間だそうです。その間に描いたといわれる146点中142点の作品がこの特別展「写楽」で展示されているとのことです(残り4点は所在不明や他の展覧会に出品中とのことでした)。
その短い活動期間の内にも画風がかなり変化していて、1期~4期という風に分けられていました。
有名な大首絵は1期~2期のものです。背景の黒雲母摺りは印刷や映像ではよくわかりませんが、生で見ると独特の質感がありました。

同じ歌舞伎役者を描いた写楽と他の浮世絵師の作品を見比べるというコーナーもあったりして面白かったです。写楽の描く役者さんはどこか表情がユーモラスで、上半身だけだからなのか異様な迫力がありました。しかし豊国の描く役者さんもりりしく躍動感があり、どちらも素晴らしかったです。

3期以降は解説で「迫力がない」などとこきおろされていましたが、言うほど悪くないと私は思いました。能の「紅葉狩」をテーマにしたと思われる般若の絵などが印象に残りました(これは私がもともと物騒な絵が好きだからかもしれませんが……)。

それと歌麿の「ポッペンを吹く娘」が展示されていて、写楽と歌麿の絵を同時に見られるとはちょっとお得な感じがしました。

6月12日まで開催されているそうなので、ご興味ある方はよかったらご覧になってみて下さい。