写生現場から
【画像1】
これは、偶然ここでお会いした、巨樹ライターのベベパパさんこと古森右近さんに撮影していただいたものです。
現在古森さんは大病をされ手術入院中です。お元気になってまた巨樹の記事を書いて下さることを祈っています。
6月の梅雨の合間をぬって車で往復3時間強、延べ半月通いました。
平山さんと言う豪農のお屋敷内にある、樹齢700年とも1000年以上とも言われる椎の大木です。
椎の樹としては千葉県最大。民家の庭木としては日本一のスケールだそうです。
とても親切にしていただいた、こちらのおばあさんは、もう亡くなっているかもしれないですね。
当時の、取材レポはここ
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/7426/2003aki.html
【画像2】
さすがに、真冬はカメラマンとも行きあいません。携帯のカメラでセルフで撮りました。
11月から1月にかけても、写生に出かけます。体調次第では、命がけとも言えます。
上は、防寒下着の上にフリースを重ね着し、ダウンのコート、下はズボン下の上に綿入りのズボンを重ね着しています。
靴は防寒用、靴下は特厚を二重、ポケットや靴の中、背中、腰にはホッカイロ・・・
それでも、手以外はほとんどじっとしているので、体が冷え切り、足のつま先が痛くなります。
これは、2009年の1月の取材です。
12月の頭に描き始めて、1月半ばまで、延べ半月ちょっとかかってしまいました。
車で寝ながら、時々自宅へ帰って体調を整え、また行くというのを繰り返し、4回に分けて行ったのですが、
最後だけは、大事をとって、宿に泊まりました。
【画像3】
たまたま現場で行きあったカメラマン、秋葉信男さんに撮っていただきました。写生中の貴重な写真です。秋葉さんは写真の師匠であるお父さんと一緒に、関東の巨樹を写真に収めておられるそうです。この日も、お2人でした。
樹が見つかると、なるべく近くから描ける一番良い角度を探し、
エスキースを取って、構図を確認します。そこから2週間かけてじっくりと写生をします。