REALITY LAB 再生・再創造 展
今回は展覧会ディレクターが三宅一生さんということで、2008年の展示以来だなあと感じながら行ってまいりました◎
2008年はXXI c.--21世紀人のころも紙の部屋や宇宙などを連想させる服の部屋などがありましたが、それと今回の展示が繋がっていたってことにびっくりしました。よく考えたら、今展示されてるプロジェクトがもう始まってるんですよね。
この展示はもしかすると、テキスタイルがわかる人にしかわからないかもしれないけど、すっっっっっっっっっっごくいいいい展示です。
映像に収められているプロジェクトの内容にはほんとに感動しました。ありえないことだと感じました。
結構、途中で見るのやめて次に行く人が多いのですが、この展示はこの映像がメインだと思いますよ!
私はめっちゃ泣いてました。プロジェクトの内容に熱いものを感じました。
日本のぶつかっている問題、ひしひしと感じていると現場の人の表情が訴えていました。職人の後継者問題、人件費などの削減で海外にばかり会社の目が向いていること。
日本人でなければできない仕事を、と提案されたこのプロジェクトは糸を作る前の素材のリサイクルから始まります。
たくさんの試行錯誤を繰り返して、できたすばらしい生地。最初の試作と完成品の生地の違いに苦労と時間と情熱を感じます。
私はテキスタイル科で染織専攻していたので、今回の内容はとてもよくわかりました。工程がが分かる分だけでもその部分を作るのにどれだけ大変かは少しですが学んでいます。
きっと想像に及びもしないほどの苦労があったと感じます。
それでいて、その後の洋服のデザインにまで凝っている、といった点も本当に拍手!でした。
私は服作らないのでその辺は詳しくないですが、、日本独特の折り紙を布に置き換えたかのような今回のデザインは世界からも高い注目を浴びる傑作だと感じました。
それを、展覧会では触れられるようになってます!!!
生地の風合い、平面の形、立体になったときの形、折り目の美しさ、箔の着き方、さまざま学ぶところがありました。
本当に本当にこの展示は素晴らしいです。自分も作品を作る上で糸や生地を扱っているので、素材やデザインなどとても考えさせられるきっかけにもなりました。
物作っている人は何か得られるかもしれない展示です。
思い出してたら泣けてきました。ううう。
三宅一生さん、本当に尊敬します。
hkukat
hachi.
http://ameblo.jp/hatsune0512/