God is in the details ? ― スピナー (映画『ブレードランナー』)は撮影用プロップか? UPしました!
投稿者 | |
---|---|
投稿日 | 2011年07月13日 03:39 |
2011年3月11日、幾多数の人生(命)と共に、余りに多くの〝物〟が、一瞬にして、呆気なく消失してしまった。
物にも神が宿るとすれば、あれらの神々は一体、何処へ行ってしまったのだろう?
海へ帰ったのだろうか?
それとも、彼の約束の地に留まって、今も残された人々と共にあるのだろうか?
に、してもである。この国に住まう誰彼が皆、多かれ少なかれそうであるように、やっぱり僕も、ここのところ、震災前の心の拠り所を取り戻す為の〝復旧作業〟が最前の課題であった。
ある意味それは、マテリアルからメンタルへ、否応なく揺り戻されてしまった感受性を、あの些末な日常観へと再シフトし直す作業であった。
勿論、人々の心の中にも地脈が流れている。そこでは、これ迄、極度に飽和状態に達していたマテリアリズム(物質信仰)が秘かにパラダイム・シフトを起こし始めている。
思えば、こうした契機となるのはいつも、人智を超えた強大な法則、つまり、すべてのものには終わりがある、という圧倒的事実の汀(みぎわ)なのであった。
但し、今は未だこれを敗北とは呼ぶまい。
それはただ、〝そこにあるもの〟なのである。
続きはこちらで http://longtailscafe.com/backnumber/backnumber_23.html