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2001年宇宙の旅
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2011年3月11日、幾多数の人生(命)と共に、余りに多くの〝物〟が、一瞬にして、呆気なく消失してしまった。

物にも神が宿るとすれば、あれらの神々は一体、何処へ行ってしまったのだろう?
海へ帰ったのだろうか?
それとも、彼の約束の地に留まって、今も残された人々と共にあるのだろうか?


                           
に、してもである。この国に住まう誰彼が皆、多かれ少なかれそうであるように、やっぱり僕も、ここのところ、震災前の心の拠り所を取り戻す為の〝復旧作業〟が最前の課題であった。

ある意味それは、マテリアルからメンタルへ、否応なく揺り戻されてしまった感受性を、あの些末な日常観へと再シフトし直す作業であった。

勿論、人々の心の中にも地脈が流れている。そこでは、これ迄、極度に飽和状態に達していたマテリアリズム(物質信仰)が秘かにパラダイム・シフトを起こし始めている。

思えば、こうした契機となるのはいつも、人智を超えた強大な法則、つまり、すべてのものには終わりがある、という圧倒的事実の汀(みぎわ)なのであった。

但し、今は未だこれを敗北とは呼ぶまい。

それはただ、〝そこにあるもの〟なのである。


続きはこちらで http://longtailscafe.com/backnumber/backnumber_23.html

2012/11/15 06:19 投稿

ロングテールズFILE;vol.31 その男、トラヴィス・ビックル。up しました!

ニューヨーク、というと、まず最初に...