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「クラヤミノtones アーキテクチャ...

「クラヤミノtones アーキテクチャーⅡ」 (暗闇+呼吸+発声+建物)×ワークショップ、昨...

日時;5月1日(土)
場所;渋谷ナチュラルエリップス


強い風が吹き、雨が降ったり止んだりの夕方でした。
渋谷の道玄坂を上りきったところにあるナチュラルエリップスで
今回のクラヤミノtonesは行われました。
建物は白い繭のような卵のような非日常的な形をした建物です(写真)。
外はそんな外観と関係なくバラバラと老若男女の番いが前を通ります(ラブホテル街なので)。


「エリップス」とは英語で「楕円」の意とうことす。
建築家・遠藤政樹氏がつくったこの建物は数々の賞を受賞しています。

今回は建物のなかなので靴を抜いでいただき
暗闇での注意点をお話した上で
入り口でさっそくアイマスクをつけてもらいました。
より、視覚からのイメージに影響をうけないでこの建物を感じていただくためです。
そして、このアイマスクも特別性です。
光りがまったく入らないように工夫がしてあります。
アイマスクをつけたまま建物の中に入っていただきます。
入口を入るとすぐに螺旋階段になっています。
スタッフが一人ひとり階段を降りて会場にお連れしますが
怯えている方、かなり堂々と歩みを進める方、いろいろな方がいらっしゃいます。


人数がそろったところでワークをはじめます。
会場は余震対策のために薄明かりをつけていますが参加者はアイマスクを装着したままです。
クラヤミノtones定番の呼吸、発声のワークをします。
今回は海外の方もいたので英語のディレクションも入りました。


後半はo-e-i発声を使って全員で声をだします。
10分、全員で母音を合わせて、10分、自由に、10分、もう一度母音を合わせて行いました。
特殊な建物故の反響のせいなのでしょうか、
参加者の落ち着き故でしょうか、
この日の参加者の音の束はとても落ち着いた豊穣な感じが終始感じられました。


1時間くらいワークを含めて声をだしましたがあっという間に終わりました。
じょじょに明かりがつきます。
お客様の一人が席から離れてまったく違うところにいたのはスタッフも含め全員がびっくりしました。
明るくなってからたてものをグループで別れて探索しました。


地下一階、入口しかない一階、階段が突き抜けているだけの二階、リビングらしい三階、
そして、お風呂とテラスとビップルーム?(このビップルームはお風呂を通らないと行けない)のある四階で構成されています。
螺旋階段で地下から四階まで繋がってるので反響もかなり特殊でした。
それぞれビップルームで寛がれる方、いろんなスイッチを押される方、思い思いの楽しみ方をしていました。

地下一階まで順々に全員で声を出しながら降りていきました。
その過程は建物全体に声が血液のように流れているようでした。
明るい状態で地下一階で声を合わせて終了となりました。