ロングテールズFILE;vol.22/ シーンで綴る、〝反権力〟シネマテーク UPしました!
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投稿日 | 2011年09月20日 05:08 |
本年、2011年1月28日、三重県志摩の海上で、約一ヶ月前に発見された遺体が、映画監督、池田敏春さんのものであることが発表された(三重県警発表)。
死因は不明。ただ、昨年末24日に知人宅を出たまま足取りが解らなくなっていたという。
例によって少しばかり古い話しになるが、1984年公開の日本映画『人魚伝説』、それは掛け値なしに壮絶な〝後味〟を残す一縷(る)の爪痕のような作品であった。
主演は艶かしい刃と化す白都真理。
プロデュースは、ある一時期、間違いなく日本映画シーンの台風の目であったディレクターズ・カンパニー。
しかもこれはその第一弾として公開された記念碑的作品でもあった。
僕は近頃、ふと、この映画のことが頭をよぎった。
というのも、今年に入って、この作品の監督、池田敏春が穏やかならざる状況で急逝したこと、その後に襲ったあの大津波、それに原発の暴発といったことが頭の中で一点の像を結び、銀幕の記憶を蘇らせたのだ。
凶刃としての海。原発利権の深い闇。そして折り重なる屍の群れ。
奇しくも、池田敏春監督はこれに先立つように海に還っている。
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