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さてさて、

なんだかアートフェアが盛んなんですが、

今回、ご紹介するのは、

京都府木津川で開催中の

木津川アート 2011です~♪

3町が合併したのを受けて、

昨年から始まったアートフプロジェクトです。

木津川市にあるJRの駅「木津」「上狛」「加茂」を

それぞれのエリアとして、

エリアごとに、歩いて回れる圏内に

アート作品が散らばっています。

といっても、

かなり歩かされました(苦笑)

行こうと思っている方は、

自転車があると便利かも!

実際に、予約制のようですが、

貸自転車もありました。

車に自転車を積んできたらよかったなー。

特に、上狛エリアは、

最後に回ったということもあるかもしれませんが、

ちょっと、疲れました。。。

で、いつものように、平日に行ったのですが、

結構、作家さんがいらっしゃって、

話をしたりしながらも、

どうにかギリギリ一日で、

全て回ることが出来ました~。

ちなみに、10:00~17:00ですよっ。

17時になったら、

しっかり終わっていたので、ご注意を!!

木津川市というのは、

名前の通り、木津川のほとりの街です。

ゆこもりは、初めて伺ったのですが、

木津川べりは、なんていうんだろう、

ほんわかした感じで、よかったな。

上狛エリアなんかは、あの福寿園をはじめとした

製茶所が並ぶ問屋街で、

お茶を焙じているいい香りが、

街中に漂っていましたよっ♪

では、ほぼ見た順に掻い摘んでご紹介♪

まず、加茂エリア。

このエリアが、

一番作品数も多くて、見応えがありました。

加茂文化センター隣接の駐車場に停め、

いくつか見てから、

加茂駅のランプ小屋へ。

ここは、廃線になった大仏鉄道の施設。

油を使うということで、

防火のために、駅舎から離して、

レンガ造りのランプ用の小屋として、使っていたそう。

可愛らしい小屋♪

三谷智恵さんは、大仏鉄道の廃線を巡って、

写真を撮影してました。

なるほど、こういうのもいいですねー。

で、その近くの織物工場跡では、

ちょっと気持ち悪かったんですけど(苦笑)

松谷真未さんが、

床屋とかで散髪した髪をもらってきて、

それを着物のカタチに編みこんで、

何十と展示していました。。。

松谷さん自体も、

不快感って、コメントしていたから、

そういう提起をしたかったんでしょう。

確かに、自分のものでさえ、

いったん、体から切り離されると、

汚いというか、なんだか嫌なものになるなー、

といろいろ思いました。

にしても、女性の作家さんは、

こういうある種、グロイものを結構作る気がする。

なんでだろう・・・。

ちょっと離れたところにある

旧加茂図書館では、

少年少女科学クラブという作家グループ?さんが、

壁や柱一面に、

和紙で作った小さな”蛾”を

びっしり貼っていました!!!

しかも、照明が、暗いブルーで。

作家さんが、図書館で蛾がいたことの思い出から

そういう作品になったそうですが、

今イベントの”よく頑張ったで大賞”ですねー。

ちなみに、蛾は11000~12000匹居るそうです(絶句)

で、相変わらず、ちゃんとした地図があるのに

ウロウロ迷いながら、辿り着いたのが、

加茂JA倉庫。

ここでは、あとで知ったのですが、

tagirukaさんという、

長野県在住の作家さんがいました♪

長野にも、現代アートの若手作家さんいるのねー。

この倉庫でよかったのが、長谷川政弘さん!

倉庫内に、

作家さん手製のシャンデリアが吊るされていて、

さらに穴をあけるという修飾をした

真っ白な椅子と

対角線上いっぱいの長さのテーブルなどなどが、

以前から侵食していた蔦をそのままにした床に

整然と置いてありました。

作品の”白”とその影の”黒”のコントラストが、

とても幻想的で、

写真の撮り甲斐がありましたよ~!!

で、そのあとは、加茂エリアの中心である

旧?商店街の通りへ。

今は、ほとんどが住宅になっているのですが、

ところどころにお店が。

受付にいた、このプロジェクト代表の佐藤さんと

偶然にもお話でき、

ちょっとの間でしたが、いろいろと伺うことが出来ました!

ラッキ~~♪♪

ここでは、中森神社に

加茂エリアでイチオシ作品がありました♪

以前ご紹介した、

中之条ビエンナーレにも出品していた、

中村岳さんの 「遡及空間」

いや~、神社側もよくオッケーしたなー。

中村さんも勇気がいったんじゃないかな。。。

別に、いけないことをしているわけではないんですが、

やはり神社ですし、

結構、大きな作品だったので。

今回は、神社の境内で、

”角柱”が巡らされていました。

中之条での作品は、

古民家内に所狭しと柱があったわけですが、

今回は屋外なので、

特に空間的制約があるわけではないのですが、

なんていうか”結界”みたいなものを意識しましたねー。

いやー、こういう展開もあるんだな。。。

素晴らしい。。。

そして、このプロジェクトの”胆”なのが、

木津川を”見せる”という試み。

加茂エリアの一番端には、

木津川べりに

許斐(このみ)英明さんの音響彫刻(初めて聞いたジャンルだ)

「風の標べ」がありました。

川べりなので、結構風が強くて、

その風を利用して、音を奏でる作品。

当たり前だけど、

やはり作品がないと、

この川べりまでは、なかなか行かないので、

ある意味、

このプロジェクトの”要”の作品だと思いました。

まあ、敢えて言えば、

川べりにもう少しだけ、作品があってもよかったのかも。

例えば、風を分かりやすく”見せる”

新宮晋さんのようなモビールの作品とか♪

まあ、ベタではありますが、分かりやすいかと。

ふわー、加茂エリアだけで、

かなり長くなっちゃいましたね。。。

なので、後編へ続きます(笑)





木津川アート HP

http://kizugawa-art.com/