溶けた。開いた。そして階段を登る。(野見山暁治展レポート)
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投稿日 | 2011年11月19日 18:01 |
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特別展 野見山暁治 展
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地色の上の淡い色。大胆だけど、べったりじゃなく、さあっと重ねられている。
線も広がって線じゃなくなる。
《虚空》(1962年頃)
最初は単純にいいと思っただけ。
でも、ぐるぐる回った後で、制作年を確認しながら見てみると、この絵の前後で絵が変わっているらしい。
展示はだいたい制作年順になっているものの、変化後の《冬の樹》(1964年)が1950年代の作品に挟まれている。
変化に気付くと、流して見ていても、そこで あれっ となる。
《蔵王》(1966年)
この作品はもう間違いなくいい。
個人的な本展一番は、階段シリーズ。
《誰かが来る》(1990年)(画像1枚目(サムネイル)にハガキ)
《流れゆく階段》(1990年頃)
《冷たい夏》(1991年)
開いてからの作品はみんなよくて選びにくいですが、中でも魅かれた作品。
《もう時間がない》(1999年)
《待ちぼうけ》(2000年)(画像2枚目にフライヤー・チケット・ハガキ)
《あしたの場所》(2008年)(画像3枚目にハガキ)
自信というより自負。揺れはあるけど不安にならない。
言葉より得意な表現媒体があると、言葉で表現することは空しく感じるのかもしれない。そんな題名が多かった。
キャンバスの側面に流れる絵の具。きっちり額装しないほうが、見どころが増えていいかも。
ミュージアムショップでポストカード購入。
オリジナルがあるところまで足を運ばせるのはコピー。
とどめを刺すのがオリジナル。
コレクション展示も見ることができますよ。
おすすめは
ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06年頃
曇りの金曜日11-13。
絵を見るのに不都合なほどは混んでいなかったですが
午後に入ると徐々に人が増えてきたように感じました。
今回は、CJキューブさんの本展のチケットプレゼントに応募して見事当選。ラッキー。
頂いたチケットで鑑賞してきました。ありがとうございました。
このレポートのオリジナルはこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/jnNOMIYAMAGyoji.htm
よろしかったらご覧くださいな。