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展覧会
現代アート
版画
東京
もの派
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さてさて、

初めて行ったのですが、

多摩美の美術館にて開催中の展覧会に行ってきました~♪

てっきり、多摩美の学内にあると早合点して行ってみたら、

何故か、美術館だけが、ポツンとありました。

所要があり、

ちょっと気になって行ってみたのが、

本当のところだったのですが、

いやー、行って良かった、、、。

吉田哲也さんと、若林砂絵子さんの

二人展なのですが、

吉田さんは40歳、若林さんは35歳で、

ここ数年で夭折した作家さん。

一階の展示の若林さんは、

若林奮さんの娘さんというサラブレッド。

「空間内の有機的考察」という姿勢で、

線をひたすら重ねた版画や

オレンジを原型にして、昆虫の卵が連なったような

樹脂・グラスファイバーの作品などなど。

増殖することによって、

自分のテリトリーを広げるといった感じ?

すごい試行錯誤している生々しさがありました。

そして、二階の展示の吉田哲也さん。

これが、よかった~。

もの派っていうんですかねー。

ゆこもりは、あまりそういうの好きじゃないんですが(苦笑)、

でも、やはりいいものはいい(爆)

見に行った時は、まだだれもいない展示室に

針金やブリキ、石膏の小片単体の素材で、

最小限の加工をした”断片”が白い台にポツンと置いてあるか、

もしくは、壁に一定間隔で、釘で固定されている。。。

とても静謐で、ストイック。

静かだけど、凛として、ときとして雄弁。。。

これも美術品?って感じに思えるけど、

まあ”もの派”の影響もあるんでしょう、それがもの派。

やったもの勝ち♪

ただ、”なんじゃそりゃ!!”とは思わなかったなー。

よく見ると、絶妙なんですよ、手の掛け方が。

1~2cmだけ端を90°に折り曲げた作品があったのですが、

なぜか端の折り曲げたところが、

ちゃんと立っているんです。

なんというか、茶杓をおいているような感じ。

あとで、係りの人に聞いたら、

接着したりせずに、ただ置いてあるのみで、

吉田さんが計算して、成形しているとのこと。

特に、手が混んでいるようには見えなかったのですが、

そういうこだわりが”凛”といた雰囲気を

漂わせているのでしょうか。

たらればですけど、

お二人が今も生きて、制作していたならば、

どういう風になられているのでしょう。。。

私は、制作の一途さ、ストイックさを

まざまざと見た感じがしたので、

この先が見たかった。。。

特に、若林さんは、これから!

という感じがしたので残念。。。

やはり見た人で、

詳しく書いている方がいらっしゃったので、参考まで。

http://d.hatena.ne.jp/mmpolo/20111103

こういうシンプルな作品が好きな人、

最近多いんじゃないかなー♪

近くにサンリオピューロランドとかがあって、

ショッピングモールとしては賑わっているところではありますが、

食指が伸びるような文化施設は

見当たらないところですけどよかったら。

12/4までです。

多摩美術大学美術館 HP

http://www.tamabi.ac.jp/museum/exhibition/default.htm