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高山登 退任記念展 「枕木―白い闇×黒い闇」

<東京藝術大学大学美術館>  本展覧会では高山自身がディアスポラとつぶやく半世紀余りに渡る活...

さてさて、

藝大美術館で開催中の

高山登 退任記念展 「枕木―白い闇×黒い闇」

に行ってきました♪

ちょっと気にはなっていたのですが、

行く前に、宮島辰男さんがツイッターで、

”これから、高山登さんの退官記念展へ。

枕木一本で世界を構築し、もう40年以上。

若い頃は、同じ素材を使って飽きないのかと思ったりした。

しかし、この頃、ようやく、反射神経では同じ素材、

同じコンセプトで作品の展開はできないことを知った。

同じことは強靭な意志によってしか続かないことを。”

(原文のまま)

と言っていて、そんなに枕木だけの人なら是非!!

といろいろ廻ってから、ぎりぎり滑り込みましたー、ふう。

30分ない位だったので、

記録映像とかはあまり見れませんでしたが、

ど~~んと、枕木を積んで、並べ、映像を絡めた

インスタレーションがメインにあり、

奥に、映像コーナーとドローイングなど。

多分、本物の枕木なんでしょう。

クレオソート(コールタール)の臭いが立ち込めていましたよ。

最近だと、発がん性が疑われて、

違うものに置き換えたりすることもあるみたいですが、

やっぱり、なんか惹きつけられる臭いですよね~。

高山先生も、ドローイングにもコールタールを使ったりしていて、

やはり、気になる素材なんでしょうね。

それにしても、宮島さんがつぶやいていたように、

ず~~~~~っと、枕木一筋みたいです。

ちょっと、図録でみたのですが、

高校時代の催しもの?で、使ってからだということで、

ほんと筋金入りですよね。

陶芸家さんで、ずーっと”聖書”だけを作っていた作家さんが居て、

”よく飽きないものだなあ”と思ったものですが、

それだけ本人にしか知りえない、

奥深いものがあるんだろうな、、、と薄々感じたものです。

でも、作家人生をずっと供にできる、

(もしかしたら、その素材・題材があったから、

作家になったかもしれない??)

そういう”もの”や”こと”に出会えたのは、

幸せのことなのかもしれませんよねっ!!

ゆこもりが、いつもお話しする、

作家さんがその素材を選ぶ”必然性”

どうしてか、どうしても、

”それ”に惹かれてしまう、そうしてしまう。。。

まあ、そこに”何か”は、きっと!!あるんでしょう。

高山先生は、”何か”を見ること・感じることは

出来たのでしょうか。

12/4までです。

単純に、圧倒的たくさんの枕木が、

並んでいるさまだけでも一見の価値ありますよ

退任記念展 HP

http://www.ima.fa.geidai.ac.jp/