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モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフ...

国立新美術館では『モダン・アート,アメリカン ―珠玉のフィリップス・コレクション―』展を開催。...

もうちょっと。
あと一歩。
なんでこれを買ったの。

全体的に未完成感はあります。

そんな中、宣伝部長の2人はさすがの完成度。オキーフ4点、ホッパー2点。


他にも、思わず足を止める作品あり。

マースデン・ハートレー《野ばら》(1942年)
表現媒体と表現方法がこの人にぴたっときている。モチーフもでしょうね。ぴたっ。

テオドロス・スタマス《クロノスの生贄、No.2》(1948年)
どこがどうとは言えないけど、画面の大きさを超える範囲に何かが及んでいる。

今回、誰か一人の名前を挙げるならジョン・マリン。
フィリップスじゃなくてもこの人は買うでしょうね。
マリン4点中ではこれが一番。
ジョン・マリン《春 No.1》(1953年)

ダヴの作品は5点。面白いけどあと一歩な中、これは好き。
アーサー・G・ダヴ《黄金色の嵐》(1925年)

岡田謙三《ナンバー2》(1954年)
画面全体がいい。


文化は300年でくさる。
そして
文化も腐りかけがうまい。

アメリカ独立宣言が1776年。
アメリカ文化はそろそろ、うまくなる頃。
この展覧会の意義はそのへんにあるかも。


会期終盤の金曜日11:30‐13:30。
6往復半くらい。
それなりに人はいましたが、見やすかったです。

まだの方、ジョン・マリンを見に行ってみて。


この感想文の原型はこちら。
http://hanitona.web.fc2.com/jnAmerican2011.htm
よろしかったらごらんくださいな。

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