空に翼を捕られたから
ずっと大地を歩いてきた

足を引きずり　引いた血で
道をずっと汚しながら

私は怒り　階段を積む
あれは私の翼だと
空になんか渡すものかと
泣きながら　岩を抱えて
階段を積む

空はここにあるよと
鼻にとまった　蝶を払い

大地は暖かいよと
足にまとわる　犬をけり

雨が私を溶かしても
泥になっても　階段を積む

いつからそうか　知らないし
いつまでするのか　判らない

空が死ぬまで　私はやめない
私が死ぬまで　私はやめない

鳥瀬介

風よ

風

私を


今すぐ

運んでよ

愛おしい

あの人の

隣に

運んでよ

それが無理だったら

せめて

心だけでも

届けてね

あぁ

私が

風になれたらなぁ

今すぐ

飛んで行けるのに

うめの

いつも　一緒に

いつでも　傍に


風のように　ヒュルリラと

木の葉のように　ハラハラと

花びらのように　ヒラヒラと


風が吹いたね

花の香りがする

何の花だろう？

白いジャスミンみたいな花


いつも　いるよ

いつでも　いるよ


風の囁き

遠い空

うめの

空の雲みたいに
ぷかぷか浮かんで
ゆっくりと風に運ばれながら
のんびり旅がしたいね

そしたら
時間もまったりと流れるから
心も穏やかでいられるんだろうなぁ


海のクラゲみたいに
ぷかぷか浮かんで
ゆらゆらと波に運ばれながら
のんびり航海したいね

そしたら
いつの間にか約束の場所へ
辿り着けるんじゃないかなぁ



何だかごめんなさい
よくわからないけど
涙が出るの
海の味がする

うめの

『生きてるから』


希望をカタチにするために

言葉にのせて

夢を叶えるために

色を探す

でも

思いを表現するのは難しい

辞書に載ってる言葉や

２４色の絵具じゃ

足らないもの

きっと本当に思いを伝えるには

手の温もりや

アイビームが必要だよね

それこそ

生きてるってことなんだろうな

うめの

霜月

早い朝

曇りガラス

手で拭いたら

半透明の窓が

透明になった


さぁ

窓を開けて

新しい風を受け入れよう

よく冷えたミントティーのような

気持ちのいい風

火照った身体

程良く調和

一歩踏み出せば

きっとそこは。。。



おはよう

終わりと始まり

新しい世界へ

うめの

□遮断機□

遮断機の向こう
白い影

僕は
小さく手を振る

幸せにと

xiro

月を抱(いだ)く

瞳に蒼き月を宿し君
その水面に映りたる風景を
しばし我も眺めむと
やおら覗きし君が瞳を

胸に紺青を抱きたる君
想いを汲みて
夢を紡ぎし君が手を
やおら眺めし彼(か)の夕べかな

青が調べを奏でれば
月を抱(いだ)くがごとくにて
尊き深き祈りの唄が響きたり
ここはまほろば

あや

涙は何になるの？
空に昇って、
海になるの。

Pino

打ち上げ花火みたいだね


色とりどりの火の花咲かせる

夜空に輝く美しく

時に哀しい花火

どれが一番とか

どれが本当とかなくて

ひとつひとつが本当で一番の煌めき

いつも心から溢れてくる本当の言葉

頭の中から出てくる真実の迸り

言葉の打ち上げ花火

次はどんなイロ？カタチ？

うめの