柳田昭絵画展―故郷讃歌―
2012年1月21日(土) ~2012年3月25日(日)
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<しもだて美術館>
穏やかな時の流れと移ろいゆく光、大気の温度までも感じさせる静謐な柳田昭氏の水彩画世界を、近作を中心に約70点の作品にて展覧いたします。また会場内では、特別企画として作家による作品制作パフォーマンスも行います。
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イベントDATA
水彩画家である柳田昭氏は、1948(昭和23)年真壁郡協和町(現・筑西市)に農家の長男として生まれました。高等学校時代に絵を描くことに魅了され、卒業後は、農機具会社に勤めながら、独学で絵画の勉強を続け、茨城県芸術祭に油彩画を出品し、求美会の他、絵画グループに参加し、美術仲間との親交を広げました。
1980(昭和55)年、第39回水彩連盟展に「伝説の丘」を初出品して以後、毎年出品し、故郷の原風景をモチーフとする独自の水彩画の世界を確立します。そして1996(平成8)年、最後の安井賞展となった第40回安井賞展において、小川の水門を描いた「水温む頃」が安井賞を受賞しました。
柳田氏が描く作品は、一見、誰もが見過ごしてしまいそうだけれども、ふと気がついて見つめていると、穏やかな陽光を浴びて静かに輝きはじめるような、そんな郷の自然に潜む風景をモチーフにしています。それは幼い頃から直接肌で触れ合い、育まれてきた故郷の原風景でもありました。彼の作品世界は、たちまち人々の心を惹きつけました。それは、懐かしさや郷愁を誘うだけでなく、今現在も、豊かな田園地帯である茨城や栃木の大地に実際に見ることのできる光景で、しかもそこに住む私たち自身には、せわしない生活に追われて気づくことができなかった、思わずはっとさせられる光景だからなのだと思います。
一方で、柳田氏は、2000(平成12)年以降に、少年時代からの憧れの地であるフランス南部のプロヴァンス地方にて、知己となった1軒の葡萄農家に滞在しながら、南フランスの農村風景を描き、新たな境地へ挑戦を続けています。故郷の風景も、南フランスの風景も、柳田氏にとっては、人々が育み育まれ、命の営みを繰り返してきた同じ郷の風景でした。氏は、その郷の風景を讃えるかのように、暖かな色彩と、研ぎ澄まされた筆致で作品を描き続けています。
今展では、そうした柳田昭氏の近作を中心とした約70点を展覧いたします。また会場内では、特別企画として、連日、作家による作品制作パフォーマンスも行います。
*掲載画像について
「風の日」 2003(平成15)年 個人蔵
開催日 | 2012年01月21日~2012年03月25日 |
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会場 | しもだて美術館 |
会場住所 | 茨城県筑西市丙372 地図 |
地域 | 北関東 / 茨城 |
入場料 | 一般(大学生以上) 500円/団体(10名様以上) 400円/ 高校生以下無料 ※常設展ならびに板谷波山館もご覧いただけます。 ※身体障害者手帳等をお持ちの方及び付き添いの方1名様まで入館無料。 ※毎月第3日曜日「家庭の日」は高校生以下のお子様連れのご家族は入館無料(2/19,3/18)。 |
営業時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) 休館日:毎週月曜日 |
イベントURL | http://www.shimodate-museum.jp/ |
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