難波田史男の15年
2012年1月14日(土) ~2012年3月25日(日)
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<東京オペラシティ アートギャラリー>
収蔵の「寺田コレクション」の中心作家の一人であり、ファンの間でも長らく個展が望まれていた画家 難波田史男(なんばた ふみお)を大規模に紹介する展覧会です。
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イベントDATA
1960年代から70年代初頭に青春時代を過ごし、繊細な線描と色彩による優れた作品の数々を残した難波田史男(1941-1974)は、自分の心の中に生まれてくる歓びや苦悩をありのままに描き出した青春の画家として、今も多くの人々の共感を呼んでいます。
難波田史男は、日本の抽象絵画のパイオニアである難波田龍起の次男として東京に生まれました。父と同様に画家を志し、1960年に文化学院美術学科に籍を置きますが、早熟な史男は既成の美術教育に馴染まず62年に中退、文学や音楽を糧としながら、独自の表現を模索します。自己の内面を見つめ、時代や社会の現実とも真摯に向き合うなかから生まれた作品は、繊細でありながら透徹した史男の感性を瑞々しく伝えています。
1967年に初個展を開催し、新進画家として脚光を浴びるようになった難波田史男は、さらに旺盛に独自の制作に取り組みますが、1974年、旅の途中フェリーからの転落事故により32歳の若さでその生涯を閉じます。わずか15年ほどの短い制作期間ながら、残された作品は2000点以上にのぼります。「青春の画家」というイメージとはうらはらに、その芸術はすでに十分な発展と展開を遂げており、多様かつ凝縮した表現は私たちを惹きつけてやまないでしょう。
東京オペラシティ アートギャラリー収蔵の寺田コレクションには、寺田小太郎氏より寄贈・寄託を受けた約300点の難波田史男作品が含まれています。本展は、寺田コレクションから精選した作品に加え、国内各地の美術館、個人等のコレクションから秀作、代表作を集め、また遺された日記、スケッチブック、写真などの資料もあわせ、約240点の絵画を中心に難波田史男の画業を検証し、その魅力を複眼的に紹介します。
*掲載画像について
《自己とのたたかいの日々》
1961年
水彩、インク、紙 77. 0 x 109. 0 cm
東京オペラシティ アートギャラリー 蔵
撮影:斉藤新
開催日 | 2012年01月14日~2012年03月25日 |
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会場 | 東京オペラシティ アートギャラリー |
会場住所 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
入場料 | 一般1000(800)円 大高生800(600)円 中小生600(400)円 *( )内は15名以上の団体料金。その他、閉館一時間前より入場料半額、65歳以上半額。週末の中小生無料。 |
営業時間 | 11:00−19:00(ただし金・土曜日は20:00まで/最終入場は閉館30分前まで) 休 館 日: 月曜日および2月12日[日・全館休館日] |
イベントURL | http://www.operacity.jp/ag/ |
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