国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
個展・グループ展・展示会
絵画・版画
インスタレーション
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

<目黒区美術館> 
私たちはつい、アートは個人的な領域であり、自分たちの生活とはあまり関係のないものと考えてしまいがちですが、この展覧会では、作家たちの作品を通して、現代における都市生活というものを見直していきます。

3114 0 0 2
メグロアドレス―都会に生きる作家

「一見きらびやかに見えるけれども、実は政治や社会に対する提言を秘めた繊細な刺繍」「画面の全てが克明に見えているにも関わらず、どうしても見えないものの存在を意識させられる写真」「街中に忽然と現れるオアシスのような植物を描いた絵画」「廃屋の木材を見事に作品へと生まれ変わらせるインスタレーション」「描かれているものの無意味さと過剰な色彩によって、網膜に焼き付けられるような絵画」「漆という日本古来の素材と技法を用いて、未来的な印象をもたらす女性像」―この展覧会でお見せするのはそのような作品です。

この展覧会に参加する作家たちは、物と人が大量に溢れ、大切な何かを見失ってしまったような都会の中にありながらも、自分の生活の中に生まれる些細な感覚を元に、作品を作り上げています。彼らの作品は、現代都市に生きている我々の日常に目を背けるのではなく、その中で信じられる確かなものを見つけようとしています。私たちが日々、見て、感じて、考えていることを、それらの作品と照らし合わせること。「今、ここ」を生きる若手作家の作品を見ることは、私たちの生きている時間と場所を見つめ直す機会を与えてくれます。私たちはつい、アートは個人的な領域であり、自分たちの生活とはあまり関係のないものと考えてしまいがちですが、この展覧会では、作家たちの作品を通して、現代における都市生活というものを見直していきます。

*掲載画像について
今井智己 《untitled》 2010年


出品作家:

青山悟
1973年、東京都生まれ。1998年、ゴールドスミスカレッジ・テキスタイル学科卒業。2001年、シカゴ美術館大学附属美術学校修了。ミシンを用いてメッセージ性の強い刺繍作品を制作する。作業台に長時間向かい続ける自身の制作を「労働」と捉え、芸術と労働に関する思索を深めた作品を展開する。本展では音楽家の平石博一とのコラボレーションを発表する予定。
http://satoruaoyama.com/

今井智己
1974年、広島県生まれ。1998年、東京芸術大学芸術学科卒業。個展、グループ展多数。写真集に『In-between 10 リトアニア・ベルギー』、『真昼』『光と重力』など。「光」を扱う写真というメディアを根本から問い直すために、「盲目」をテーマに作品を制作するほか、最近では福島第一原発を取材した風景写真の撮影も行っている。
www.imaitomoki.com


須藤由希子
1978年、神奈川県生まれ。2001年、多摩美術大学デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。作家の生活圏内にある風景を主に鉛筆を使って描く。その視線は都市の中に存在する「人間の手の入った自然」としての植物にしばしば注がれ、対象に対する作家の慈しみを感じさせる。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/mahalo/sutoyukikohp/index.html

長坂常
1971年、大阪府生まれ。1998年、東京芸術大学建築学科を卒業、スキーマ建築計画を設立。敷地や建築の骨格など与えられた条件を極力活かし、ありのままを大事にする志向を持ちながらも、決定的に場のあり方を変えてしまう建築プロジェクトで評価される。そのプロセスは「逆算」や「引き算」という特徴を持ち、過酷な住宅環境にある都心において、なお住むことの豊かさを提示し続けている。
www.sschemata.com


南川史門
1972年、東京都生まれ。1991年から94年まで多摩美術大学美術学部二部に在学。都市の感覚やポップミュージックなど、日常から受けた刺激をフラットな抽象絵画に転化する。抽象表現主義から日本の伝統的な美意識まで、様々なイメージの源泉を取り入れた記号的な画面は、今の時代における絵画表現を問い続けている。

保井智貴
1974年、アントワープ生まれ。2001年、東京芸術大学大学院修士課程修了。2005年、中原悌二郎賞優秀賞。漆を使った伝統的な彫刻技法である乾漆を用いて、主に等身大の女性像を制作する。手足の身振りを封じられ、静かな表情だけで佇むその像は、ただじっと立っていることによって、その場の空気を支配している。
www.yasuitomotaka.com







開催日 2012年02月07日~2012年04月01日
会場 目黒区美術館
会場住所 東京都目黒区目黒2-4-36 地図
地域 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など)
入場料 一 般 700(550)
大高生・65歳以上 550(400)
小中生 無料
( )内は20名以上の団体料金、障がい者とその付添者1名は半額
営業時間 10:00~18:00

休館日:月曜日
 ※開館時間は電力事情による変更になる場合があります。
イベントURL http://mmat.jp/
東京都目黒区目黒2-4-36

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

もうすぐ開催 2024年11月26日(火) 11:00

2024年12月1日(日) 17:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

武藤紗緒里 個展「ふたりしずか」

武藤紗緒里 個展「ふたりしずか」 モデルの居ない中性的な人物を通して、見た景色や記憶、空...

開催前 2024年12月7日(土) 11:00

2024年12月7日(土) 15:00
東京 港区・文京区(六本木など)

【参加者募集】「三宅葵個展 -線と色面...

12/2(月)~12/7(土)開催「三宅葵個展 -線と色面-」会期中に出展作家 三宅葵さんによ...

開催前 2025年2月22日(土) 18:00

2025年2月22日(土) 20:00
東海 愛知

水上を歩く / (Sur)real -...

作曲家、演奏家、メディアアーティストによる複合芸術のコンサート。 アートにより演出された空間...

開催中 2024年11月18日(月) 12:00

2024年12月20日(金) 20:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

Up & Coming 第6回...

Up & Coming 第6回展「マチに穴があいている」 伊藤健太 Onree 倉知...

このイベントに行きたい人1人

  • nobylong