外交とセーヴル磁器展─ヨーロッパの歴史を動かした華麗な器たち。
2010年10月23日(土) 10:00 ~2011年5月15日(日) 18:00
- カテゴリ
- 工芸・陶芸・民芸
- 個展・グループ展・展示会
18世紀のフランス王朝から
オーストリア、デンマーク、スウェーデンなどの国へ贈られたセーヴル磁器を、
その技法や当時の宮廷の食卓儀礼を織り交ぜ紹介します。
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イベントDATA
アジアでは早くから製造されていた白い肌の磁器。ヨーロッパにも輸入され、人気を博していました。この美しい磁器を自分たちの手で作りたい。そう考えたヨーロッパの人々が、様々な試行錯誤を経て、その謎に包まれた製法にたどりついたのは18世紀のことでした。
中でも真っ白な地に金や、繊細な色使いの装飾が施されたセーヴル磁器は、文化先進国フランスを象徴するものとしてヨーロッパ中の憧れの的でした。そのなめらかな肌合いと緻密な装飾は熟練した職人の手によってしかなしえない、極めて貴重なものだったのです。このセーヴル磁器が製造されるようになったのはルイ15世の時代。貴重で美しいセーヴル磁器は、フランス王室から他のヨーロッパの宮廷へ贈られる「外交上の贈り物」として使われました。
当時のヨーロッパではプロイセン(現在のドイツ)と、そこに攻め込まれたオーストリアとが対立していました。オーストリア、ハプスブルグ家の皇后マリア=テレジアはそれまで300年も敵対していたフランスと手を組み、プロイセンに対抗します。セーヴル磁器は互いの同盟関係をより強くするために贈られたのです。ルイ15世からマリア=テレジアに贈られた、約200ピースの食器セットのうちの「花輪飾り」の皿はその一つ。これはのちにフランス王妃となるマリー=アントワネットの誕生にもつながります。
開催日 | 2010年10月23日 10:00~2011年05月15日 18:00 |
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会場 | LOUVRE-DNP Museum Lab |
会場住所 | 東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F 地図 |
地域 | 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など) |
入場料 | 観覧無料・予約制 |
営業時間 | 10:00~18:00(金曜日開館時間:18時~21時) *入館は閉館の30分前まで 休館日:月~木曜日 |
電話番号 | 03-5435-0880 |
イベントURL | http://www.museumlab.jp/ |
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