松伯美術館コレクション 上村松園 素描、下絵と本画
2011年2月15日(火) 9:30 ~2011年3月27日(日) 17:00
- カテゴリ
- 絵画・版画
- 個展・グループ展・展示会
近代日本画を代表する画家上村松園は、美人画で広く知られていますが、多くの素描も残しています。本展は、財団法人 松伯美術館(奈良市)の協力により、同館所蔵の本画7点、下絵・素描約80点に加え、愛用の筆や文化勲章などゆかりの品々を展観し、制作の秘密や線描の素晴らしさ、その人物像に迫るものです。
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イベントDATA
松園の素描は、櫛やかんざし、能面などを見つめる画家の鋭いまなざしや、人物を写す際の生き生きとした筆致など、本画とは異なる魅力にあふれています。また、自ら薄紙をこよりで綴じて持ち歩き、あらゆる場所に赴いて古画等の模写を行っていますが、さまざまな情報が詰まったこれら縮図帖(スケッチブック)は、画家にとってかけがえのないものでした。
恋の情念や狂気を描き出した《花がたみ》から、静かな外観の中に深い精神性をたたえた《鼓の音》に至るまで、松園の表現は制作年代によって変化しますが、古きよき京都の風情や江戸期の情緒、人間の想いを格調高く昇華するための能のテーマなど、作品に込められた多くの要素は見る者を魅了します。
表面的な女性美のみならず内面や精神の美しさを捉えようとした松園の作品が、なぜ決して通俗的にならず常に品格を保っているのか、画家の意図が直接あらわれた素描や下絵を見ることで、その秘密に直に触れることができるのではないでしょうか。特に、代表作のひとつである《花がたみ》には関連する素描が多数残されており、本展ではこれらを下絵、本画とともにご紹介します。
主催
川村記念美術館(DIC株式会社)
開催日 | 2011年02月15日 09:30~2011年03月27日 17:00 |
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会場 | 川村記念美術館 |
会場住所 | 千葉県佐倉市坂戸631番地 地図 |
地域 | 南関東 / 千葉 |
アクセス | 東京駅から JR総武線快速エアポート成田で「佐倉駅」下車<約60分> 南口の川村記念美術館バス停より無料送迎バス<約20分> |
入場料 | 一般 1,200円 学生・65歳以上 1,000円 小中学生・高校生 500円 |
営業時間 | 午前9時30分-午後5時(入館は午後4時30分まで) |
電話番号 | 代表電話:0120-498-130 |
イベントURL | http://kawamura-museum.dic.co.jp/exhibition/next.html |
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