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カテゴリ
工芸・陶芸・民芸
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三井記念美術館
東京都
美術館・博物館

平成4年から数回にわたって寄贈された室町三井家の美術品を紹介いたします。
また、同家 箱根の「松の茶屋」にしつらえられていた調度品類や食器も多岐にわたり、一風あるものといえます。 「升色紙」「継色紙」「寸松庵色紙」や志野茶碗「卯花墻」(国宝)、黒楽茶碗「俊寛」(重文)など、茶道具の優品を中心に懐石道具なども展示いたします。

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室町三井家の名品

<室町三井家とは>
室町三井家は、三井11家のうちの本家筋にあたる一家で、三井家の創業者三井高利の四男高伴(たかとも)を初代とします。明治8年に京都 竹屋町から室町に居宅を移したことで、以後「室町家」の通称で呼ばれてきました。 高伴以来、三井姿子(しなこ)氏で13代を数えます。10代高保(たかやす)は、北家8代三井高福(たかよし)の六男で、室町家に養子に入り、明治20年代に東京に拠点を移しました。高保は三井銀行など三井財閥の中枢にありましたが、「華精」「小柴庵」などの号を持つ財界茶人としても知られました。卯花墻をはじめとする当館に伝わる室町家の茶道具の多くは高保収集のものです。その茶道具を引き継いだのが、孫の12代三井高大(たかひろ)氏で、東大の美学美術史学科を卒業され、茶の湯では遠州流宗家と親交がありました。夫妻は、箱根湯本の別荘で、懐石料亭「松の茶屋」をはじめられ、多くの著名人が訪れました。「松の茶屋」は、平成21年に姿子氏が亡くなられた後、ご遺言により公益財団法人三井文庫に寄贈されました。


<室町三井家のコレクションの特徴>
室町三井家より当館に寄贈された美術品及び資料は極めて多岐にわたります。なかでも茶道具は、10代高保(1850-1922)が小堀遠州の茶風を好んだことから格調高く、優美なことで広く知られています。高保の茶風と茶道具は12代高大(1908-1969)氏に受け継がれ、晩年の茶会などに度々使われました。また同家には贅を尽くした調度品や書画、工芸品が多く伝わりましたが、それらは昭和26年に始まる箱根の宿「松の茶屋」のしつらえに生かされていたようです。さらに「松の茶屋」では季節感豊かな料理を名器に盛り、最高のもてなしを旨としていたところから、食器類が多彩であることもこのコレクションの特色です。

主催:三井記念美術館

開催日 2010年12月03日 10:00~2011年01月29日 17:00
会場 三井記念美術館
会場住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
アクセス 無料巡回バス「メトロリンク」 「三井記念美術館」徒歩1分
入場料 一般:1,000円
大学・高校生:500円
中学生以下:無料
営業時間 10:00~17:00
電話番号 ハローダイヤル:03-5777-8600
イベントURL http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
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