「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン展」
2010年11月17日(水) 9:40 ~2011年1月10日(月) 18:00
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- 個展・グループ展・展示会
- 立体・彫刻
- 工芸・陶芸・民芸
本展覧会では強大な宗教国家、シカン文化の発掘にあたった島田教授と現地発掘隊の人々、そしてシカン文化学術調査団(PAS)が行った30年間の発掘調査の結果から得られた、貴重な考古遺物を中心に、192件のシカン文化の遺物について展示・紹介されています。
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イベントDATA
今から1000年前(日本では平安時代~鎌倉時代)、現在の南米はペルー共和国の北海岸・バタングランデ※に後のインカ帝国に繋がっていく、強大な宗教国家「シカン」※が栄えていました。「シカン」は灌漑・金属加工技術・宗教を中心とした国家で、古代アンデス北部地域に大きな影響を与えていました。
1978年からこの地の調査を開始した日本人考古学者・島田泉教授(米・南イリノイ大学)は、その過程でこれまでインカのものと考えられてきた、特徴的なつりあがった目(通称アーモンドアイ)の装飾を持つ金製品は、この「シカン」の地にルーツがあるという確信にいたります。そうして1991年から開始された、ロロと呼ばれる神殿東側の墓からは総量1.2tにも及ぶおびただしい黄金製品を中心とした副葬品とともに、あのアーモンドアイを持った黄金の大仮面が発見され、世界的な話題となりました。
本展覧会ではこのシカン文化の発掘にあたった島田教授と現地発掘隊の人々、そしてシカン文化学術調査団(PAS)が行った30年間の発掘調査の結果から得られた、貴重な考古遺物を中心に、192件のシカン文化の遺物について展示・紹介するものです。
※バタングランデとは「大きな石臼」という意味で、この地域の遺跡からは重さ200㎏から300㎏もあるバタン(石臼)がたくさん見つかります。このバタンは、鉱石や金属を精錬する時に使われていました。
※「シカン」とは土着のムチク語(古代ペルー北海岸で使われ、19世紀に滅び去った文字のない言語)で「月(シ)の家、もしくは神殿」という意味を表し、島田教授によって名付けられました。スペイン植民地時代の土地契約文書によると、神殿遺跡のある現在のポマ地区は「シカン」の名で知られ、この命名にはなるべくその文化に属していた人々の呼び方に忠実でありたいという教授の思いがこめられています。
主催
「インカ帝国のルーツ 黄金の都シカン展」実行委員会(愛媛県、あいテレビ)
開催日 | 2010年11月17日 09:40~2011年01月10日 18:00 |
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会場 | 愛媛美術館 |
会場住所 | 松山市堀之内 地図 |
地域 | 四国 / 愛媛 |
アクセス | JR松山駅前から、道後温泉又は市駅前行き市内電車で5分。「南堀端 愛媛県美術館前」下車、徒歩1分。 |
入場料 | 大人:1200円 高校生・大学生:800円 小・中学生:500円 |
営業時間 | 9時40分~18時00分(入場は17時30分まで) ※ただし、12/26(日)は20:00まで延長開館いたします。 |
電話番号 | 089-932-0010 |
イベントURL | http://www.ehime-art.jp/tenrankai/now/index.html |
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