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<江戸東京博物館>
豪華絢爛な障壁画30面が東京で初の一挙公開!!
本展は、二条城の本格修理事業の開始を機に企画され、
二条城が誇る豪華絢爛な障壁画の数々と、それを手掛けた狩野派一門の絵画をはじめ、徳川家ゆかりの名品を一堂に紹介します。

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江戸東京博物館 開館20周年記念 二条城展

豪華絢爛な障壁画30面が東京で初の一挙公開!!
今回出品される障壁画のなかでも、二の丸御殿大広間の「松鷹図」は当時絶大な権力を誇った第三代将軍徳川家光を象徴する代表作。徳川幕府の繁栄と終焉を見守った作品でもあります。本展は、二条城が所蔵する3000面を超える障壁画から選りすぐった“日本絵画史上最大の画派”と呼ばれる狩野派による二の丸御殿障壁画を核とし、徳川家に関連した多数の美術作品や歴史資料など、約100件を紹介(※期間中、展示替えがあります)。将軍に謁見に訪れた大名などを待たせる遠侍(とおざむらい)の間にはじまり、式台(しきだい)、大広間、黒書院、白書院の諸御殿が連なる二条城の二の丸御殿。その内部を煌びやかに彩る金碧障壁画の数々を一堂に紹介します。
なお、二条城の障壁画がこれだけまとまって京都以外で公開されるのは初めてとなります。

■展覧会構成
第一章 二条城創建 ~京に響く徳川の天下~
関ヶ原の戦いに勝利した徳川家康は、その翌年から京の城館の築造に取り掛かりました。征夷大将軍の拝命にあわせて竣工した二条城は、徳川家の参内の拠点となると同時に、盛大な祝宴の会場でもありました。また、大坂の役では家康の本陣となりました。天下に徳川の覇権を知らしめた慶長期の二条城と、創建者家康を紹介します。

第二章 二条城大改築~東福門院和子(まさこ)の入内(じゅだい)と寛永の行幸
徳川二代将軍秀忠の娘、和子の入内と、後水尾天皇の二条城行幸は、それぞれ都大路に壮麗な行列を繰り広げ、徳川の支配の完成を天下に轟かせました。三代将軍家光は、行幸に備えて城内の大改修を命じ、本丸、行幸御殿の築造、二の丸御殿の改造が行われました。二条城がもっとも華やいだ時代の全容を紹介します。

第三章 寛永障壁画の輝き~日本絵画史最大の画派、狩野派の粋~
寛永の大改修に際し、狩野探幽率いる画工集団・狩野派が新調した二の丸御殿障壁画は、武家の御殿建築とともに伝来した現存唯一の作品群であり、豪華絢爛な近世障壁画の代表作として日本絵画史上に燦然と輝いています。御殿内のそれぞれの棟や部屋の用途や機能に応じて描き分けられた障壁画の中から優品を厳選し、狩野派の先駆者たちの作品とともに紹介します。

第四章 激動の幕末 ~大政奉還の舞台として~
開国につづく尊皇攘夷運動。徳川の支配が揺らぎ始めたとき、歴史の舞台は再び京へ移り、十四代将軍家茂は三代将軍以降、実に229年ぶりに二条城に入りました。十五代将軍となった徳川慶喜は、ぎりぎりの駆け引きの中、ついに二条城において大政奉還の決意を固めました。幕末の騒乱に揺れる二条城をさまざまな資料で紹介します。

第五章 離宮時代 ~可憐なる宮廷文化の移植~
明治維新によって、二条城は太政官代・京都府庁という二度の所属の変転を経て、1884年に二条離宮となりました。本丸には旧桂宮御殿が移築され、二の丸御殿も廊下廻りや室内の一部の障壁画が改められました。これまでほとんど知られることのなかった明治・大正の二条城の姿を城外初公開の障壁画等で紹介します。

第六章 世界遺産二条城~文化財を守る・伝える~
二条城は1939年に皇室から京都市に下賜され、多くの国宝、重要文化財、特別名勝を保有し、敷地全体が史跡となっています。1994年には「古都京都の文化財」の一つとしてユネスコの世界遺産にも登録されました。貴重な文化財を守るために二条城で行っている模写事業や修理事業について紹介します。

*掲載画像について
〈重要文化財〉
二条城二の丸御殿 大広間四の間
松鷹図
京都市(元離宮二条城事務所) 蔵

開催日 2012年07月28日~2012年09月23日
会場 東京都江戸東京博物館 1階展示室
会場住所 東京都墨田区横網1-4-1 地図
地域 東京 / 墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区(お台場など)
アクセス JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分
都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分
入場料 特別展専用券
一般 1,300円(1,040円)
大学/専門学校生 1,040円(830円)
中学生(都外)/高校生/65歳以上 650円(520円)
中学生(都内)/小学生 650円(520円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※その他前売り券など詳細はイベントURLからご確認ください。
営業時間 開館時間:午前9時30分~午後5時30分、土曜日は午後7時30分まで
(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日。ただし、8月13日、9月10日、17日は開館
イベントURL http://nijo-castle2012.jp/
東京都墨田区横網1-4-1

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