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<原美術館>
「人類の衣服の歴史は人類の歴史そのものと同じほど古い」(杉本博司)
人類の始まりから20 世紀まで、人間と衣服の関係を杉本博司がカメラの眼を通して探る。杉本独自の視点で「装う」ことの意味を問う。

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杉本博司 ハダカから被服へ

「人類の衣服の歴史は人類の歴史そのものと同じほど古い」(杉本博司)
人類の始まりから20 世紀まで、人間と衣服の関係を杉本博司がカメラの眼を通して探る。写真作品は、ガブリエル シャネル、イヴ サンローラン、川久保玲など、20 世紀を代表するファッションを彫刻的にとらえた「スタイアライズド スカルプチャー」シリーズを中心に、「ジオラマ」や「肖像写真」も織り交ぜる。さらに自ら演出やデザインを手がけた文楽の人形や能楽の装束ほかも展示し、杉本独自の視点で「装う」ことの意味を問う。


原美術館(東京都品川区北品川4-7-25)にて現代美術作家、杉本博司の個展を開催します。
杉本博司は、写真というメディアの本質を探究し、人間と世界の意味を照射する数々の写真作品で国際的に高い評価を受けています。日本語では「Photography」を「写真」と表記しているものの、デジタルメディア時代の今、写真画像の加工や修正はコンピュータ上で簡単にできるようになりました。しかし、杉本博司はデジタル時代以前に写真は虚構である事を見抜き、カメラの眼で世界をとらえる事によって、人間の眼の性(さが)を研究してきました。その精緻なモノクロームのプリントは透徹した思考と卓越した技術に裏打ちされ、他の追随を許さないイメージが鑑賞者を魅了します。
この展覧会は、ガブリエル シャネル、イヴ サンローラン、川久保玲など、20 世紀を代表するデザイナーによるファッションの数々を撮影した「スタイアライズドスカルプチャー」シリーズを中心に構成されます。「人類の衣服の歴史は人類の歴史そのものと同じほど古い」ことに着目し、「人体とそれを包む人工皮膚を近代彫刻として見る」という視点から制作したこのシリーズは、生身の身体を持ったモデルではなく、慎重に選んだマネキンを使って撮影されています。これは、人間にとっての衣服の意味、人間と衣服の関係を掘り下げる示唆的なシリーズとなっています。
このシリーズに加えて、他のシリーズ(「ジオラマ」および「肖像写真」)から選んだ写真作品が「ハダカから被服へ」という人類史的な軸を浮き上がらせます。さらに、杉本博司自身が脚本・美術・演出を手がけた文楽の人形、デザインを手がけた能楽の装束、これまで収集した美術工芸品も織り込み、人間の身体と「装う」ことの意味を、杉本博司ならではの視点で読み解きます。

*掲載画像について
「スタイアライズドスカルプチャー 003 [川久保玲 1995]」 2007 年
衣装所蔵: 公益財団法人京都服飾文化研究財団 ゼラチンシルバープリント 149.2 x 119.4 cm
©Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

*日曜・祝日には当館学芸員によるギャラリーガイドを行ないます。(2:30pmより30 分程度)

*[カフェ ダール特別メニュー]
水曜夜限定「ドンぺリニヨン イヴニング」 ドンペリニヨン ヴィンテージ 2003 をグラスでお楽しみ頂けるお二人様用特別メニュー。一口サイズのお料理とともにどうぞ。
[原美術館内カフェダールにて 予約制 2 名で税込5,250 円(入館料別)
受付開始日 3 月31 日[土]11:00~ 各日限定5 組10 名様 ※ご予約は電話のみで承ります。
03-5423-1609 (カフェ直通)。詳細はお問い合わせください。]

開催日 2012年03月31日~2012年07月01日
会場 原美術館
会場住所 東京都品川区北品川4-7-25 地図
地域 東京 / 港区・文京区(六本木など)
アクセス JR「品川駅」高輪口より徒歩15 分/タクシー5 分/都営バス「反96」系統「御殿山」停留所下
車、徒歩3 分。
入場料 一般1,000円、大高生700円、小中生500円/原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は
小中高生の入館無料/20名以上の団体は1人100円引
営業時間 11:00 am-5:00 pm(水曜は8:00 pmまで/入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日
月曜日(祝日にあたる4 月30 日は開館)、5 月1 日
イベントURL http://www.haramuseum.or.jp
イベントX(旧twitter) haramuseum
東京都品川区北品川4-7-25

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