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<大阪歴史博物館>
近年当館では、合薬屋に関する資料の寄贈を受けました。これを機に、これまでの館蔵資料も含めて、江戸時代から明治時代にかけての大阪の薬屋に関する資料を展示して、かつて大阪の産業で重要な役割を果たした「薬屋さん」に対する理解を深めていただこうというものです。

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なにわの薬屋さん

江戸時代以来、大阪は薬の町として知られています。それは、薬の原料となる薬種(やくしゅ)を取り扱う商人が集まっていたことのほかに、薬種から人びとが服用する合薬(あわせぐすり)を製造・販売する合薬屋(薬種屋ともいう)もたくさん存在したからです。薬種を取り扱う商人については、船場の道修町(どしょうまち)にいた薬種中買仲間の文書(「道修町文書」)が残され、また彼らは明治になると西洋薬の製薬業に転換し、現在まで存続している企業も多いことから、その業態はよく知られているところです。一方、明治以降、西洋薬がもたらされると、合薬屋は次第に姿を消していったので、道修町の製薬会社ほどには、あまりよく知られていません。
 近年当館では、合薬屋に関する資料の寄贈を受けました。これを機に、これまでの館蔵資料も含めて、江戸時代から明治時代にかけての大阪の薬屋に関する資料を展示して、かつて大阪の産業で重要な役割を果たした「薬屋さん」に対する理解を深めていただこうというものです。

*掲載画像について
ひぜん湯薬看板(ひぜんゆぐすりかんばん) 
江戸時代 
大阪歴史博物館蔵(小山敏子氏寄贈)

開催日 2012年05月30日~2012年07月23日
会場 大阪歴史博物館 8階 特集展示室(常設展示場内)
会場住所 大阪市中央区大手前4-1-32 地図
地域 京阪神 / 大阪
アクセス 地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅⑨号出口前
大阪市営バス「馬場町」バス停前
入場料 常設展示観覧料でご覧になれます。
大人 600円(540円)、高大生400円(360円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)・障害者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
営業時間 午前9時30分~午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで

休館日
毎週火曜日
イベントURL http://www.mus-his.city.osaka.jp/
大阪市中央区大手前4-1-32
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