藤田嗣治と愛書都市パリ ―花ひらく挿絵本の世紀―
2012年9月15日(土) ~2012年11月11日(日)
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<北海道立近代美術館>
本の挿絵を多く手掛け自身も愛書家だった藤田嗣治。藤田を中心にシャガール、パスキンらエコール・ド・パリの画家による挿絵本の豊かなイメージ世界をお楽しみください。
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イベントDATA
ヨーロッパにおける挿絵本の歴史は古く、書物としての価値だけでなく、芸術作品として一つのジャンルを形成しています。各時代、画家が本の内容に自らの解釈とイメージによる挿絵を描き、文字と一体化した美しい挿絵本を生み出しました。とりわけ19世紀末から20世紀にかけては、印象派をはじめ新しい美術の潮流が挿絵本の世界に大きな変化をもたらします。画商ヴォラールは、ボナールやピカソ、シャガールら当時の著名な画家たちに依頼して、詩集や小説に版画による挿絵を付した限定版の挿絵本を世に送り出しました。 藤田嗣治(1886―1968)がパリに渡った1913年は、こうした挿絵本興隆の時代のさなかにありました。やがて藤田は、サロン・ドートンヌの会員に推挙された1919年、最初の挿絵本《詩数篇》を手がけます。1921年には同展に裸婦像を出品、後に「すばらしき乳白色の地」と絶賛される画風により一躍パリ画壇で揺るぎない地位を確立、挿絵本制作にも精力的に取り組み始めます。1920年代、藤田は30点以上の挿絵本を手がけ、あの天才ピカソでさえその半数に及ばなかったことを考えると、いかに挿絵本の世界に魅せられていたかがうかがえます 。
本展は、1910年代以降に制作が始まり、戦後に至る藤田の挿絵本を一堂に集め、画家としての多面的な才能を紹介します。また、藤田が活躍した両大戦間のパリを中心に、エコール・ド・パリの画家たちが手がけた挿絵本および油彩画も多数紹介し、近代ヨーロッパにおける挿絵本の魅力や背景を探ります。
*掲載画像について
猫を抱く藤田嗣治(1927年撮影)
開催日 | 2012年09月15日~2012年11月11日 |
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会場 | 北海道立近代美術館 |
会場住所 | 北海道札幌市中央区北1条西17丁目 地図 |
地域 | 北海道 / 北海道 |
アクセス | 地下鉄 東西線・西18丁目駅下車 4番出口から徒歩5分 ぶらりサッポロ観光バス 道立近代美術館バス停下車、徒歩1分 (2012/4/28~11/4の土日祝に運行。ただし、6/14~8/19は毎日運行。時刻等については、JR北海道バスのHPやパンフレット等でご確認ください) |
入場料 | 一 般 1,000円 (800円) 高大生 600円 (500円) 小中生 400円 (300円) ( )内は団体料金 |
営業時間 | 9:30~17:00(入場は16:30まで) 休館日 9/18,24,10/1,9,15,22,29 |
イベントURL | http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/ |
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