うつわのちから ―くらしを彩るいれものたち
2012年10月19日(金) ~2013年3月10日(日)
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<アサヒビール大山崎山荘美術館>
食と切り離すことができないうつわ、空間を飾るうつわに焦点をあて、日本・東洋・西洋の古陶磁をはじめ、濱田庄司、河井寬次郎、バーナード・リーチ、ルーシー・リーらの作品など古今東西の陶磁器を中心に、当館の所蔵品約120点を厳選しました。
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イベントDATA
わたしたちのくらしに溶け込んでいるうつわは、とりわけ飲食の場面には欠かすことの出来ない存在であり、何を使って食べるのか、飲むのか、という選択は思いのほか大きな影響を食生活に与えます。また、周囲を見渡すと、うつわが装飾として、その場の雰囲気を演出する重要な役割を担っていることにも気づかされます。うつわは日常を豊かに変える可能性を秘めているのです。
本展では、食と切り離すことができないうつわ、空間を飾るうつわに焦点をあて、日本・東洋・西洋の古陶磁をはじめ、濱田庄司、河井寬次郎、バーナード・リーチ、ルーシー・リーらの作品など古今東西の陶磁器を中心に、当館の所蔵品約120点を厳選しました。
現在、美術館となっている大山崎山荘は、大正から昭和にかけて関西の実業家・加賀正太郎によって建てられた英国風建築で、かつては居住空間として機能していました。大山崎山荘(本館)では、「食べる」・「飲む」・「飾る」たのしみを支えるうつわをテーマとして展示いたします。
大山崎山荘が生活の場であった20世紀初頭、居間、食堂として使用されていた空間で、河井寬次郎やバーナード・リーチらの迫力ある皿・碗・鉢から、薬味入や卵立といった名脇役まで、「食べる」ことに関わるうつわをご紹介します。また、当時貴賓室であった部屋では、濱田庄司や富本憲吉らの作品や李朝時代のものなどから、急須・湯のみ・珈琲碗・マグ、煙草の灰皿のように、一服して「飲む」ためのうつわが並びます。生活と密接に関わっているのは食器だけとは限りません。欧州各地で作られた品々、ルーシー・リー、エミール・ガレらの作品のうち、花器・飾り皿など「飾る」ためのうつわが、山荘の旧応接間を華やかに装います。
そして、2012年6月にオープンしたばかりの、安藤忠雄設計による新スペース「夢の箱」(山手館)では、酒器であるビアマグを中心に、芹沢銈介による楽しげなビール乾杯図が描かれた屏風ほか、「呑む」こと、特にビールに関連した逸品をお楽しみいただけます。
このように、皿・碗・鉢・瓶…と形態はさまざまですが、何を入れるか、何を乗せるか、いつ、どこで、誰と使うのか、うつわには想像力を掻き立てる余白を見ることができます。わたしたちはそこに、各々の趣向や美意識を反映させた何かを足すことによって、これら用の美をもったうつわの世界を堪能することができるでしょう。その行為は時代・洋の東西を問わず、日々の営みを美しくかたちづくってきたといっても過言ではありません。
本展は、アサヒビール大山崎山荘美術館という特色ある空間のなかで、当館の多彩なコレクションを通して、イマジネーションを刺激し、うつわが備える“くらしを彩るちから”を改めて感じていただける機会となれば幸いです。
【前期】2012年10月19日(金)― 2013年1月14日(月・祝)
【後期】2013年1月17日(木) ― 2013年3月10日(日)
開催日 | 2012年10月19日~2013年03月10日 |
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会場 | アサヒビール大山崎山荘美術館 |
会場住所 | 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字銭原5-3 地図 |
地域 | 京阪神 / 京都 |
アクセス | ●JR京都線(在来線) 快速・各停「山崎駅」 ●阪急電車京都線 急行・各停「大山崎駅」 よりどちらも徒歩10分(500m) |
入場料 | 大人900円(800円) 高大生500円(400円) 中学生以下無料 障害者手帳お持ちの方300円 ※( )内は 20名様以上の団体の場合 |
営業時間 | 10:00-17:00 (最終入館 16:30) 休館 : 月曜(祝日の時は翌火曜休 ただし11月19日、26日、12月3日(月)は開館)、 [年始年末]2012年12月25日(火)-2013年1月3日(木)[展示替]2013年1月15日(火)、16日(水) |
イベントURL | http://www.asahibeer-oyamazaki.com/ |
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