大岡信の万葉集展 家持と女たち
2012年11月6日(火) ~2013年2月24日(日)
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<大岡信ことば館>
家持十六歳。このういういしい歌から始まる、家持と天平の女性たちの恋歌の森へ――大岡信ことば館よりご案内します。
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イベントDATA
『万葉集』には、額田王をはじめとして、天平時代に活躍した大伴坂上郎女らにいたるまで、多くの女性歌人の歌が残されています。その多くは恋の歌。それは、時を超えて現代の心に響いてきます。――和歌は、和する歌。人の声に合わせ応じ、心を合わせて和らぐ歌。和歌がこのようなものであったことは、和歌の担い手の多くが女性であったことと深く関わっている、と大岡信は言っています。
「たとえば巻四の、笠郎女(かさのいらつめ)が大伴家持に贈った相聞歌に代表される女性たちの愛の歌は、……多くの心の機微に満ちていて、ほとんど私たちとの間に時代の差を感じさせないのです」(『私の万葉集(二)』)。
家持は、数十年の歳月を重ねた『万葉集』全二十巻の編纂過程の、最後の締めくくりに深く関わった詩人。巨大な宇宙のような人麻呂の歌も、名もない東国出身の防人の歌も、家持を取り巻く女性たちの私的な恋の歌も、すべて家持の手を経て、私たちのもとに届いたわけです。
『私の万葉集』のあとがきに、大岡信はこう記しています。「これはまあ、万葉集に対する私流の友情披瀝の本、あるいは相聞歌であると言ってもいい」と。『万葉集』をめぐる大岡信のことばが、私たちの胸にすとんと飛び込んでくるのは、それが時を超えて万葉のことばと和している、いわば恋文だからなのかもしれません。
振り放(さ)けて 三日月見れば 一目(ひとめ)見し 人の眉引(まよび)き 思ほゆるかも (巻六・九九四)
家持十六歳。このういういしい歌から始まる、家持と天平の女性たちの恋歌の森へ――大岡信ことば館よりご案内します。
開催日 | 2012年11月06日~2013年02月24日 |
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会場 | 大岡信ことば館 |
会場住所 | 静岡県三島市文教町1-9-11 地図 |
地域 | 東海 / 静岡 |
アクセス | JR三島駅北口から東に徒歩1分、10階建ての「Z会文教町ビル」の1, 2階部分です。ビル玄関は南北にございます |
入場料 | 大人 500円 学生(小~高校生) 100円 65歳以上 200円 未就学児 無料 障害者手帳ご提示の方および、その付き添いの方1名 無料 団体(20名以上) 2割引 |
営業時間 | 10:00 ~ 17:00(入場は16:30まで) 休館日 月曜日(月曜が祝休日の場合は開館し、翌日休館) 12月28日(金)~1月4日(金) ※2月16日(土)は大岡信の誕生日。 入館無料、19時まで開館延長! |
イベントURL | http://www.zkai.co.jp/kotobakan/ |
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