第16回文化庁メディア芸術祭
2013年2月13日(水) ~2013年2月24日(日)
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<国立新美術館、シネマート六本木 他>
国立新美術館をメイン会場に、受賞作品等を紹介する受賞作品展を開催します。会期中は作品の展示・上映のほか、受賞者によるプレゼンテーションやシンポジウム等を実施します。魅力溢れるメディア芸術作品が一堂に会する貴重な機会に、ぜひご来場ください。
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イベントDATA
2月13日から24日までの12日間、国立新美術館(東京・六本木)をメイン会場に、受賞作品等を紹介する受賞作品展を開催します。会期中は作品の展示・上映のほか、受賞者によるプレゼンテーションやシンポジウム等を実施します。魅力溢れるメディア芸術作品が一堂に会する貴重な機会に、ぜひご来場ください。
メイン会場:国立新美術館
サテライト会場:シネマート六本木
サテライト会場では、作品の展示や上映、イベント等を開催します。
詳細はイベントURLよりご確認ください。
*掲載画像について
アート部門 大賞
『Pendulum Choir』 Cod.Act (Michel DÉCOSTERD / André DÉCOSTERD)
ⓒCod.Act photo:Xavier Voirol
■作品概要
9人のアカペラと18の油圧ジャッキからなるオリジナル合唱作品。歌い手たちは角度可変の台座の上に立ち、生きた音響要素となる。9人はさまざまな状態に置かれた身体から音を生み出し、変化する音に合わせてなめらかに体勢を変えてゆく。彼らが発するのは、抽象的な音、反復する音、詩的あるいは物語的な音などさまざまである。9人の身体と声は重力と戯れ、そして抗う。互いの体を避け合いながら、繊細なポリフォニーを創りあげてゆく。合唱は、電子音を伴って一体感を打ち破りながら盛り上がりを見せ、または秘教的な祭礼のように停止する。彼らの身体は機械仕掛けの寓意のなかを生から死へと進んでいくのだ。
テクノロジーの複雑性と生身の身体の叙情が融合した『Pendulum Choir』は創世的な特質をそなえた作品といえる。
■贈賞理由
声楽家たちの身体をコンピュータ制御によって一方的に揺らしながら「合唱させる」という、わかりやすく、エンターテインメントのようにも見えそうなこの作品は、しかし機械(テクノロジー)社会のただなかに生きる「人間の表現」というものの本質を深く考えさせるものだった。声楽家たちは表情豊かに歌っている。しかし、目に見えるその様子はもはや人間によるものではない。彼らの身体は直立不動のまま機械に縛り付けられているのである。伝統に従って声を合わせて歌う人間たちと、その動きを個別に統制、制御する機械システムとの違和感を伴う不可分な関係性こそがこの作品の卓越した魅力である。それはもはや人間のみによってなされるものではなく、高度なテクノロジーとともに人間が創りうる芸術の未来を予感させるものだった。また、その背後にはアイディアを実現する高い技術力、さらには、この作品の完成度に見合う、電子音響を伴う声楽パートの優れたコンポジションが存在している。
■受賞者コメント
2回目の大賞受賞という素晴らしいニュースは、私たちにとって嬉しい驚きでした。というのも、この作品は私たちがこれまで目にしてきたメディアアートやデジタルアートの芸術的な言語から逸脱しているように感じていたからです。『Pendulum Choir』は合唱と演劇芸術そして機械工学が融合した作品です。試行錯誤を重ねながら、3つの領域に生じる特徴を最良の状況で結びつけることを目指しました。
今回の受賞については、私たちがつねに作品で表現しようとするクオリティを審査委員に認めていただいたことを大変誇りに思います。その感度の高さと柔軟性に心から感謝し、またこれが文化庁メディア芸術祭の質となり特徴になっていると感じます。東京に行き、この作品を紹介するのが本当に楽しみです。お会いするのを楽しみにしています。
開催日 | 2013年02月13日~2013年02月24日 |
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会場 | 国立新美術館 1階 企画展示室1E |
会場住所 | 東京都港区六本木7-22-2 地図 |
地域 | 東京 / 港区・文京区(六本木など) |
アクセス | メイン会場:国立新美術館 ・東京メトロ千代田線「乃木坂駅」青山霊園方面改札6出口(美術館直結) ・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7出口から徒歩約4分 ・東京メトロ日比谷線「六本木駅」4a出口から徒歩約5分 サテライト会場:シネマート六本木 ・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」5番出口から徒歩約2分 ・東京メトロ日比谷線「六本木駅」3番出口から徒歩約2分 |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 10:00 ~ 18:00(金曜は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで 休館日 2月19日(火) |
イベントURL | http://j-mediaarts.jp/ |
イベントX(旧twitter) | JMediaArtsFes |
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