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芸術理論としてのスーパーフラットを読む

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芸術係数読書会SF:パメラ・リー「世界はフラットである/世界の終わりー村上隆とポスト・フォーディズムの美学」

Pamela M Lee “The World is Flat/The End of the World: Takashi Murakami and the Aesthetics of Post-Fordism”の読書会です。

芸術係数では、スーパー・フラットについての論考を継続的に取り上げる読書会を開催します。

最初に取り上げるのは、パメラ・リーの”Forgetting the Artworld”所収の「世界はフラットである/世界の終わりー村上隆とポスト・フォーディズムの美学」です。
この論考は、村上隆の作品の根底にある思想を日本の自動車産業を支えた(特にトヨタ式と呼ばれる)生産システムとの関連において分析するものです。
そうしたアプローチを取ることでリーは、村上の芸術をオタク的意匠を用いた新しい日本趣味の観点からではなく、日本とアメリカの政治的、経済的関係性の構造から、そしてまたグローバリズムとコンピューター/インターネット技術の進展によって生じた、世界的な生産様式の変化という観点から分析することを可能にします。

著者のパメラ・リーはスタンフォード大学教授(美術史)。イェール大学を卒業後、ハーヴァード大学で博士号取得。専門は近現代美術理論と批評、特に1960年代および70年代の美術。オクトーバー、アートフォーラムなどへの寄稿多数。主著には「破壊され行くオブジェ:ゴードン・マッタ・クラークの作品」(2000)、「時間恐怖症:1960年代の芸術における時間について」(2006)、「アートワールドを離れて」(2012)などがあります。

スーパーフラットは誕生から10年以上を経てなお欧米圏では日本の現代美術の最新の理論として批評的考察の対象であり、また大学教育の場でも教えられています。芸術係数は日本の現代アートのさらなる未来を描くためにはポスト・スーパーフラットについての考察が必要であり、スーパーフラットを芸術理論として正しく受容し、それに応答することが不可欠であると考えます。この読書会はそのための試みの一つです。スーパーフラットについて英語圏ではどのように論じられ、受容されているのか、ご関心のある方はぜひお気軽にご参加ください。

読書会のお申し込みは http://ptix.co/WEXCLz

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芸術係数読書会SF:パメラ・リー「世界はフラットである/世界の終わりー村上隆とポスト・フォーディズムの美学」
日時:2013年2月16日(土) 13:30-17:30
講 師:辻憲行
参加費:1,800円(お茶とお菓子付き)
定 員:20名(ご予約は http://ptix.co/WEXCLz)
会 場:EARTH+ GALLERY(アースプラスギャラリー)
住 所:〒135-0042 江東区木場3-18-17 1F
アクセス:
東京メトロ東西線 木場駅3番出口から徒歩7分
東京メトロ東西線/都営地下鉄大江戸線 門前仲町駅1番出口から徒歩10分
東京都現代美術館から東西線木場駅方面へ徒歩10分


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辻憲行(つじ・のりゆき)
1970年生まれ。キュレーター/翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、「トランスフォーマー」(2005)、第1回/第2回恵比寿映像祭(2009/2010)。芸術係数主宰。


協力:
EARTH+GALLERY
〒135-0042 東京都江東区木場3-18-17 1F
tel/fax 03-5809-9949
info@coexist-tokyo.com
coexist-tokyo.com

開催日 2013年02月16日 13:30~2013年02月26日 17:30
会場 EARTH+ GALLERY(アースプラスギャラリー)
会場住所 東京都江東区木場3-18-17 地図
地域 東京 / 墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区(お台場など)
アクセス 東京メトロ東西線 木場駅3番出口から徒歩7分
東京メトロ東西線/都営地下鉄大江戸線 門前仲町駅1番出口から徒歩10分
東京都現代美術館から東西線木場駅方面へ徒歩10分
定員 20名
入場料 1,800円(お茶とお菓子付き)
イベントURL http://gjks.org/?p=2527
東京都江東区木場3-18-17

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