国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
工芸・陶芸・民芸
ワークショップ・体験・セミナー・トークショー
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

<ルーヴル ‐ DNP ミュージアムラボ>
さまざまな鑑賞システムがクラテルや彫刻作品を読み解く鍵となります。アトリビュートなどで古代ギリシアの神々を識別する方法や、解剖学に基づく完璧な人体表現を探求してきた古代ギリシア芸術の進化と、高い造形力の秘密に迫ります。

880 0 0 1
第10回展 「古代ギリシアの名作をめぐって ― 人 神々 英雄」

神々どうし、あるいは人間や超人的な力を持つ英雄たちとさまざまなドラマを繰り広げる古代ギリシア神話の神たち。彼らの姿は紀元前に作られた彫像や壺の絵などに生き生きと描写されています。

「古代ギリシアの名作をめぐって ― 人 神々 英雄」で紹介するギリシア陶器の傑作、《アンタイオスのクラテル》(壺)に描かれた、敵の巨人アンタイオスを倒すヘラクレスはそのドラマのひとつ。もっともよく知られた英雄の一人であるヘラクレスはゼウス神と人間の女性との間に生まれ、怪物や盗賊を素手で倒すなどの怪力で名をはせました。紀元前6世紀末に活躍したギリシアの画家エウフロニオスは、この《アンタイオスのクラテル》に表現豊かに肉体を描き出しています。

 もうひとつの展示作品である彫像《休息するヘラクレス》は、同じくギリシアの彫刻家リュシッポスの作品をもとに作られた模刻。ライオンや牡牛と戦うなどの「12の功業」を終え、棍棒に身を預けてたたずむヘラクレスの美しい筋肉には息をのむばかりです。

 この展覧会では、さまざまな鑑賞システムがクラテルや彫刻作品を読み解く鍵となります。アトリビュート(持物[じぶつ])などで古代ギリシアの神々を識別する方法や、解剖学に基づく完璧な人体表現を探求してきた古代ギリシア芸術の進化と、高い造形力の秘密に迫ります。

 またこのクラテルは、古代ギリシア時代に「シュンポジオン」と呼ばれた宴会で使われたもの。現代の「シンポジウム」の語源であり、ギリシア語で「共に酒を飲む」という意味であるこの宴会は、男性が集まり、葡萄酒を酌み交わしながら討論やゲームを楽しむ場でした。展示作品のひとつ、《ディオニュソスの仮面》はこのシュンポジオンを司る葡萄酒の神の仮面。会場ではギリシア人にとって重要な社交の場であったシュンポジオンを想像させる空間の中、古代ギリシア音楽の再現を聞きながらその雰囲気を体験することができます。

 この展覧会は西洋文化・西洋美術のルーツであり、今もその柱のひとつである古代ギリシア文明と美術を知ることができる貴重な機会です。当時の芸術品を前に人、神々、英雄が織りなす太古の物語を生き生きと感じることができるでしょう。

※観覧にはご予約が必要です。
http://www.museumlab.jp
又は、ルーヴル ‐ DNP ミュージアムラボ カスタマーセンター
03-5435-0880
よりご予約ください。

開催日 2013年02月01日~2013年09月01日
会場 ルーヴル ‐ DNP ミュージアムラボ
会場住所 東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F 地図
地域 東京 / 世田谷区・目黒区・品川区・大田区(下北沢・自由が丘など)
アクセス JR山手線・都営地下鉄浅草線・東急池上線五反田駅 徒歩6分
東急目黒線不動前駅 徒歩7分
※お車でのご来館はご遠慮ください。
入場料 観覧無料、予約制
http://www.museumlab.jp
又は、ルーヴル ‐ DNP ミュージアムラボ カスタマーセンター
03-5435-0880
営業時間 金   18:00 〜 21:00
土、日 10:00 〜 18:00
※月~木、 金曜日が祝の場合は休館

<電話受付時間>
月~木 11:00~17:00
金   11:00~21:00
土・日 9:00~18:00
(月~金の祝日 は休み)
イベントURL http://www.museumlab.jp/
東京都品川区西五反田3-5-20 DNP五反田ビル1F

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催前 2025年1月10日(金) 10:00

2025年4月13日(日) 17:00
東海 愛知

企画展「近代・現代 陶磁の技巧絶美」

日本の洋画界が激変を迎えた時代、陶磁器の画工でありながら画壇でも活躍する職人たちがいた――明治...

このイベントに行きたい人1人

  • O