【特別展】百花繚乱―花言葉・花図鑑―
2013年4月6日(土) ~2013年6月2日(日)
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<山種美術館>
満開に咲き誇る花の表現を通じて、美術はもちろんのこと文学や園芸の視点からも作品を読み解きながら絵画をお楽しみいただける展覧会です。
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イベントDATA
日本における季節の草花への関心と、それを造形化しようとする意識は古くから知られています。人は花の美しさを讃え、時には自ら育てる喜びをも享受し、時代ごとに様々な花の表現を生み出してきました。
四季をめぐる日本の風土の中で、花は季節を示す重要な要素です。とりわけ物語絵や風俗画には、春夏秋冬の草花を愛でる人物や、日々の生活の営みとともに描かれる豊かな花の表現がみられます。一方、花鳥画や草花図には、本来異なる季節に咲く花々を一つの画面や対の画面に同時に描く趣向の作品が少なくありません。四季花鳥図あるいは四季草花図として、日本の自然の風景や植物を織り込みながら、季節の草花や鳥を一つの情景として捉える様式が形成されたのです。こうした花鳥画や草花図の伝統は、中国から伝来し、掛軸から巻子、屏風まで様々なかたちで表現されてきました。屏風に種々の草花を自然景として配した江戸琳派の鈴木其一(きいつ)《四季花鳥図》●、池田孤邨(こそん)《四季草花図》○(個人蔵)、中国絵画に学んだ花鳥画に装飾性を加味した荒木十畝(じっぽ)による大画面の4幅対《四季花鳥》は、ユートピア(楽園)のイメージとも重なります。さらに、明治以降になると、速水御舟(ぎょしゅう)《名樹散椿》【重要文化財】や山口蓬春(ほうしゅん)《梅雨晴》のように、近世の花鳥画や草花図に内在する美意識を踏襲しながらも、斬新な構図や色彩など近代的な感覚を取り入れた新たな花の表現が模索されました。
本展では、「物語でたどる人と花」、「ユートピアとしての草花と鳥」、「四季折々の花」という3つの切り口から花を描いた作品を厳選し、花言葉や花の特徴、花を題材とした和歌や画家の言葉とともに、その魅力をご紹介します。満開に咲き誇る花の表現を通じて、美術はもちろんのこと文学や園芸の視点からも作品を読み解きながら絵画をお楽しみいただける展覧会です。
※会期中、一部展示替えを行います。
前期展示 : 4/6~5/6
後期展示 : 5/8~6/2
*掲載画像について
荒木十畝 《四季花鳥》
1917(大正6)年
絹本・彩色
山種美術館蔵
全期展示 : 4/6~6/2
開催日 | 2013年04月06日~2013年06月02日 |
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会場 | 山種美術館 |
会場住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
アクセス | JR・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅西口より徒歩約10 分 恵比寿駅西口より都バス(学06 番 日赤医療センター前行)広尾高校前下車、徒歩1 分 渋谷駅東口ターミナルより都バス(学03 番日赤医療センター前行)東4 丁目下車、徒歩2 分 |
入場料 | 一般 1200円(1000円) 大高生 900円(800円) 中学生以下 無料 ※( )内は20名以上の団体料金および前売料金 ※障害者手帳、被爆者手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)は無料 |
営業時間 | 午前10時~午後5時(入館は4時30分まで) 休館日:月曜日 (但し、4/29, 30, 5/6 は開館、5/7 は休館。) |
電話番号 | 03-5777-8600 (ハローダイヤル 受付時間:午前8時~午後10時) |
イベントURL | http://www.yamatane-museum.jp/ |
イベントX(旧twitter) | yamatanemuseum |
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