櫻井陽司展/櫻井陽司會記念 SAKURAI YŌSHI RETROSPECTIVE 2013
2013年4月25日(木) 12:00 ~2013年5月25日(土) 18:00
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「もっともっと感動する。何でもまっしぐらに描けるように目茶苦茶にまっしぐらに勉強したい」
「九十以上生きて、線一本引いて死のう」
櫻井陽司回顧展。
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「もっともっと感動する。何でもまっしぐらに描けるように目茶苦茶にまっしぐらに勉強したい」。
「九十以上生きて、線一本引いて死のう」。
その言葉通りに、人生を貫いた櫻井陽司(さくらいようし 1915-2000)。
深い詩情と孤高の剣光を備えた筆線は、画家の生き方そのものの顕現を思わずにはいられません。
平成12年に画家が亡くなって約2年後、その名も知らぬ画家の作品にはじめて出会った私は、其処に満ち、溢れんばかりの力と生命の躍動、デッサンの線一本に宿る清らかなる光といった言葉に尽くせないものを感じました。その静かに、しかし確実に、私の内に雪のように積もる感動は、何者かにつき動かされるようにして、ギャルリさわらびの開廊へと繋がっていったのです。
「頭の中にコンパスや定規のある様な、用意された絵はあんまり好みません。対象にぶつかって飛び散った血液のような、切実な絵が好きです」。
頭の中でこしらえ、小手先でこしらえるような「血」が通わないものではなく、やむにやまれぬ「血」こそが、結果として藝術という「歌」を奏でることが出来るのではないでしょうか。
本展は、陽司さんのご子息で昨年5月に逝去された研(みがく)さんの一周忌にあたります。画廊勤めもされたことのある研さんは、最期迄、父、櫻井陽司の藝術を誇りとされていました。そして、その顕彰、研究、作品保全等のために、「櫻井陽司會」を遺されました。この一年、微力ながら私は、研さんのご遺志に随い、作品や資料保全、取り壊しが決まったアトリエ整理等、ご遺族様はじめ皆様のご協力を得ながらすすめてまいりました。
アトリエ内で陽司さんが描かれていた場所は、絵の具跡がたくさん残されていましたが、その床の一部も、アトリエ取り壊し直前に、陽司さんと懇意だった大工さんに頼んで残していただきました。
作品や資料の収集整理もすすめており、陽司さんに関する情報や資料等をご提供いただくなど、皆様の櫻井藝術への思いに助けられながら、とても地道な作業ではありますが、今後も一歩一歩前進させていきたいと思います。
残るものは、残る。しかしそこには、画家が命がけで残したものを、命がけで守ろうとした人々がいたのではないか・・。その人たちの志の欠片でも受け継いでいけたら本望です。今後とも、皆様のお力添えを賜りたく、どうぞ宜しくお願い申し上げます。本展でお会いできますのを、楽しみにしております。
櫻井陽司。その線の光は、現代の私共を照らすのみならず、後世にかがやき続ける。
ギャルリさわらび/櫻井陽司會 田 中 壽 幸
☆ 東京芸術劇場「心のアート展」(2013/4/24-4/29)にて、櫻井陽司さんの作品が特別展示されます。
開催日 | 2013年04月25日 12:00~2013年05月25日 18:00 |
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会場 | ギャルリ さわらび |
会場住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル2階 地図 |
地域 | 東京 / 千代田区・中央区(銀座など) |
営業時間 | 正午~午後6時 ≪水木金土:開廊 日月火:休廊、 4/28(日)・4/29(月・祝)開廊≫ |
電話番号 | 03(5159)0041 |
イベントURL | http://www.gsawarabi.com |
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