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<出光美術館>
唐物である中国陶磁の中に、日本人の美意識を反映させた茶人たちの真骨頂を、存分にお楽しみください。

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やきものに親しむX 古染付と祥瑞 ―日本人の愛した〈青〉の茶陶

我が国では、4世紀頃の古墳時代にすでに中国陶磁が宝物としてもたらされ、8世紀後半以降は貿易商品としても大量に輸入されています。中国陶磁は、長い間、諸外国で真似できない品質で優位であり続け、我が国では“唐物(からもの)”の代表として珍重されました。唐物の権威は、近代の茶人にも引き継がれていると言ってよいでしょう。
一方、室町時代後期に侘茶が確立するにしたがって、茶人の間で、それにあった道具を求められるようになります。唐物である中国陶磁であっても、日本人の感覚に合ったものを選んだり、注文して制作させたりすることが始まりました。その代表的なやきものが、明時代末期(17世紀前期)の中国・景徳鎮民窯(けいとくちんみんよう)で焼かれた、青花(せいか 染付)を中心とする、日本で“古染付(こそめつけ)”・“祥瑞(しょんずい)”と呼ばれる一群のやきものです。当館初代館長の出光佐三は、「朝夕菴(ちょうせきあん)」の庵号をもち、茶の湯に親しみましたが、そのコレクションの中にも多くの茶陶が蒐集されています。今回出品する古染付・祥瑞は、中国陶磁の一分野でもありますが、ぜひ出光佐三遺愛の茶陶としてご覧いただきたいと思います。唐物である中国陶磁の中に、日本人の美意識を反映させた茶人たちの真骨頂を、存分にお楽しみください。
また本展では、古染付の蒐集で知られる石洞(せきどう)美術館所蔵の逸品や、東京大学埋蔵文化財調査室所蔵の加賀藩江戸屋敷址出土の古染付陶片資料を特別出品いたします。この機会をどうぞお見逃しなく。


列品解説のおしらせ

6月6日(木)、6月20日(木)
いずれも午前10時30分より

6月7日(金)、6月21日(金)
いずれも午後6時より

開催日 2013年05月25日~2013年06月30日
会場 出光美術館
会場住所 東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階) 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
アクセス JR「有楽町」駅 国際フォーラム口より徒歩5分
東京メトロ有楽町線「有楽町」駅/都営三田線「日比谷」駅
B3出口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線・千代田線「日比谷」駅 有楽町線方面 地下連絡通路経由
B3出口より徒歩3分
入場料 一般1,000円
高・大生700円
(団体20名以上 各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
※障害者手帳をお持ちの方は200円引、その介護者1名は無料で
営業時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)

休館日
毎週月曜日
イベントURL http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/
東京都千代田区丸の内3-1-1 帝劇ビル9階(出光専用エレベーター9階)

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