芸術係数読書会:クレイグ・オーウェンス「作品からフレームへ、あるいは、「作者の死」後、生き残るものはあるか?」再読まとめ
2013年6月27日(木) 19:45 ~2013年6月27日(木) 21:45
- タグ[編集]
- このページにタグをつけてみませんか?
「作品からフレームへ、あるいは、「作者の死」後、生き残るものはあるか?」は、オーウェンスがエイズによって病死した後(1992年)に出版された「Beyond Recognition: Representation, Power, and Culture」所収の論考です。
編集者 | |
---|---|
エントリー機能 | エントリー機能を使わない |
エントリー掲載の承認 | エントリーしたら自動的にエントリー一覧に掲載 |
アート掲載 | OFF |
アート掲載の承認 | 投稿したら自動的に出展作品一覧に掲載 |
イベントDATA
/////////////////////////////////////////////////////////////
芸術係数読書会:クレイグ・オーウェンス
「作品からフレームへ、あるいは、「作者の死」後、生き残るものはあるか?」
を再読する まとめ回
日 時:2013年6月27日(木)19:45-21:45
講 師:辻憲行
場 所:戸塚地域センター
*会場をご確認ください
参加費:1,400円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:10名(要予約)
詳細・お申し込み=http://gjks.org/?p=2874
/////////////////////////////////////////////////////////////
Craig Owensの「From Work to Frame, or Is There Life After “The Death of the Author”?」の読書会まとめ回のお知らせです。
「作品からフレームへ、あるいは、「作者の死」後、生き残るものはあるか?」は、オーウェンスがエイズによって病死した後(1992年)に出版された「Beyond Recognition: Representation, Power, and Culture」所収の論考です。
ここでオーウェンスが注目するのは、1960年代後半から70年代にかけて制作された芸術作品や論考に見られる一つの傾向です。オーウェンスはそれを「作者の死」(バルト)であるとし、それが1970年代以降のアート(ポストモダン・アート)の基本的条件の一つであることを見いだします。
オーウェンスはそれによって浮上することになる読者/鑑賞者が単純に作者の地位を埋めるという考えをとらず、「私たちは、作者が消えた後に残された空白を検証しなければならない。私たちはその裂け目と断層、そして新しい境界線を注意深く検証することによって、その場所を再び埋めなければならない。私たちは、この消滅から生まれた機能の動勢を窺わねばならないのです」というフーコーの立場に同意します。
オーウェンスは、「作者の死」という「消滅から生まれた機能の動勢」が、単に作品の価値判断におけるアーティストの優位性の低下だけを意味するわけではなく、モダン・アートの歴史において抑圧されていた様々な要素の浮上の兆候である、と捉えます。そしてマルセル・ブロータース、ダニエル・ビュレン、マイケル・アッシャー、ハンス・ハーケ、ルイーズ・ローラーなどの作品の分析を通じて、彼らの作品がそうした要素を可視化するためのフレームとして機能しているとみなすのです。
読書会では、テキスト中で取り上げられたアーティストのイメージをスライドで紹介しながら、具体的に議論の内容が理解しやすいように進行いたします。なお、読書会は日本語訳をもとに進めますので、特に英語力は必要ではありません。テーマに関心のある方のお気軽な参加をお待ちいたしております。
お申し込みは:http://gjks.org/?p=2874
<参考図書>
ロラン・バルト「作者の死」(『物語の構造分析』所収)
<関心があれば>
クレイグ・オーウェンス「他者の言説」(『反美学』所収)
ミシェル・フーコー「作者とは何か?」(フーコー・コレクション〈2〉文学・侵犯 (ちくま学芸文庫)所収 )
===
日時:2013年6月27日(木)19:45-21:45
講師:辻憲行
場所:戸塚地域センター
*会場をご確認ください
参加費:1,400円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:10名(要予約)
郵便番号: 169-0075
住 所: 東京都新宿区高田馬場2丁目18番1号 5F
電話番号: 03-3209-8001
アクセス:
JR山手線・西武新宿線の高田馬場駅「早稲田口」から徒歩3分
地下鉄東西線高田馬場駅「2番出口」から徒歩3分
===
辻憲行(つじ・のりゆき)
1970年生まれ。キュレーター/翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、「トランスフォーマー」(2005)、第1回/第2回恵比寿映像祭(2009/2010)。芸術係数主宰。
開催日 | 2013年06月27日 19:45~2013年06月27日 21:45 |
---|---|
会場 | 戸塚地域センター |
会場住所 | 東京都新宿区高田馬場2丁目18番1号 地図 |
地域 | 東京 / 渋谷区・新宿区(表参道・青山など) |
芸術係数さんが投稿したその他のイベント
このイベントに関連するブログ
まだこのイベントが書かれたブログはありません。
このイベントに対するみんなのコメント
会員登録をしてコメントしよう!
同じカテゴリーのイベント
~
2025年2月15日(土) 20:00
水上を歩く / (Sur)real -...
作曲家、演奏家、メディアアーティストによる複合芸術のコンサート。 アートにより演出された空間...
~
2024年12月28日(土)
門松づくりワークショップ
門松の歴史や、飾る意味などの解説を聞きながら、玉川温泉スタッフと一緒に門松づくり体験を体験。
~
2025年3月17日(月)
SHUTLプロデュース 長谷川愛 没入...
本作は、メタボリズム建築の代表格・黒川紀章設計「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工)のカ...
~
2025年3月9日(日)
阪神・淡路大震災30年 企画展「199...
*チケットプレゼント* 阪神・淡路大震災から30年を迎えるに際し、現代作家によるグループ展を...