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<三井記念美術館>
三井記念美術館は、平成4年に室町三井家より国宝の志野茶碗「卯花墻」の寄贈を受け、これまでも度々「卯花墻」を公開してまいりました。今回は「卯花墻」と同じ地域で、ほぼ同じ時代に焼かれた名陶を数々ご紹介します。

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特別展 国宝「卯花墻」と桃山の名陶                ―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―

 桃山時代後期、岐阜県の美濃地方で新しく釉薬の掛かったやきものが誕生します。それらは志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部と呼ばれ、桃山時代の陶器を代表するものとして人気を博しています。白い釉膚に文様が映える志野。黄釉に緑の胆礬釉が滲む黄瀬戸。黒釉が掛けられた重厚な作行きの瀬戸黒。黒釉、透明釉、緑釉、そして赤土、白土が駆使された多彩な織部。いずれも日本で初めて焼かれるようになった装飾性の強いやきものです。焼かれた時期は種類によって若干異なりますが、慶長年間(1596―1614)初頭から元和年間(1615-1623)頃までのわずか20~30年の間と考えられています。なかでも志野と織部に示された多様な造形と豊かな装飾は当時の人々を魅了し、京都をはじめ畿内一帯で大いに流行した様子が見られます。
 三井記念美術館は、平成4年に室町三井家より国宝の志野茶碗「卯花墻」の寄贈を受け、これまでも度々「卯花墻」を公開してまいりました。今回は「卯花墻」と同じ地域で、ほぼ同じ時代に焼かれた名陶を数々ご紹介します。近世にもっとも大きく飛躍した桃山後期の闊達な気風を、一堂に会した志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部の名品から汲み取っていただけると思います。より多くの作行きを見ていただけるように会期中展示替えをいたします。

*掲載画像について
国宝 志野茶碗 銘卯花墻 
桃山時代・16-17世紀 
三井記念美術館蔵

開催日 2013年09月10日~2013年11月24日
会場 三井記念美術館
会場住所 東京都中央区日本橋室町2-1-1 地図
地域 東京 / 千代田区・中央区(銀座など)
アクセス ※三井記念美術館の入口は日本橋三井タワー1階
 アトリウムです。
■無料巡回バス「メトロリンク」 「三井記念美術館」徒歩1分
■東京メトロ三越前駅【A7出口】より徒歩1分
■東京メトロ日本橋駅【B11出口】より徒歩4分
■都営浅草線 日本橋駅徒歩6分【B11出口】へ
■JR東京駅【日本橋口】より徒歩7分
■JR神田駅より徒歩6分
■JR総武快速線 新日本橋駅より徒歩4分
入場料 一般 1200円(1000円)
大学・高校生 700円(600円)
中学生以下 無料
*70歳以上の方は900円(要証明)。また、20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります。
*会期中一般券、学生券の半券をご提示で、2回目以降は団体料金となります。
*障害者手帳をご呈示いただいたお客様、およびその介護者(1名)は無料です。
営業時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)

休館日
月曜日
ただし祝日・振替休日の月曜日は開館、翌日休館
電話番号 03-5777-8600( ハローダイヤル)
イベントURL http://www.mitsui-museum.jp
東京都中央区日本橋室町2-1-1

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