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現代アートの議論は実質的に英語でなされています。この読書会では、世界のアートの議論を同じ言語で(読書会では日本語訳を配布しますので、参加者の英語力は問いません)フォローすることを目的として、1960年代以降の、主に未邦訳の英文テキストを取り上げて開催しています。

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芸術係数読書会:ブリオーとランシエールを読む 20131124

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芸術係数読書会:ブリオーとランシエールを読む 20131124

日時:2013年11月24日(日)13:30-16:30
講師:辻憲行
場所:千早地域文化創造館
*会場をご確認ください
参加費:1,500円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:10名(要予約)
住  所: 東京都豊島区千早2-35-12
詳細・お申し込み=http://gjks.org/?p=3091
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現代アートの議論は実質的に英語でなされています。この読書会では、世界のアートの議論を同じ言語で(読書会では日本語訳を配布しますので、参加者の英語力は問いません)フォローすることを目的として、1960年代以降の、主に未邦訳の英文テキストを取り上げて開催しています。

今回はJacque Ranciereの”Emancipated Spectator”とNicolas Bourriaudの”Precarious recarious Constructions-Answer to Jacques Rancière on Art and Politics”を取り上げる勉強会の2回目です。

ブリオーのテキストはランシエールによる「関係性の美学」批判(「関係性の美学」はアートにおけるモラル・リバイバルに過ぎない)に応答するために書かれたものです。ランシエールの「Emancipated Spectator」の該当箇所を上げながら、ブリオーは、ランシエールの見るアートの政治的意義は、「関係性の美学」で取り上げられているアーティストたちの作品の中で、まさに試みられているのであり、ランシエールの批判は彼らの作品の形式的側面を見誤っているが故に生じている、と反論しています。その上で、彼はそれらの作品の政治的意義を、その「Precarious」な存在条件に見ています。

読書会では、著書「Emancipated Spectator」の元になったランシエール自身による2007年の同名の講演原稿とブリオーによる同書への応答を元に、ランシエールの批判とブリオーの応答を比較しつつ、アートの形式性と政治性の関係について検討します。

「Emancipated Spectator」では、19世紀初頭の教育者であるジョセフ・ジャコトーの教育理論を考察したランシエールの著作『無知な教師』を引き合いに出し、演劇における観客を解放しようとする試みが、むしろ抑圧的に機能してしまう点が指摘されており、ブリオーへの批判もそれに基づいていると考えられます。

第2回となる今回はブリオーからの応答である”Precarious recarious Constructions-Answer to Jacques Rancière on Art and Politics”を中心に読み進めたいと思います。前回の読書会では間に合いませんでしたが、フランス語版の”Le spectateur émancipé”の該当箇所(ブリオーとリクリット・ティラバーニャへの名指しの批判は英語版では、なぜか削除されています)も参照したいと思っています。11月初旬には日本語訳が出版される予定とのことですので、興味のある方はそちらもご参照ください。

読書会では、テキスト中で取り上げられたアーティストのイメージをスライドで紹介しながら、具体的に議論の内容が理解しやすいように進行いたします。なお、読書会は日本語訳をもとに進めますので、特に英語力は必要ではありません。テーマに関心のある方のお気軽な参加をお待ちいたしております。また、今回は2回目ですが、議論は十分フォローできるように冒頭に前回のあらすじを紹介します。

お申し込みは:http://gjks.org/?p=3091

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日時:2013年11月24日(日)13:30-16:30
講師:辻憲行
場所:千早地域文化創造館
*会場をご確認ください
参加費:1,500円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:10名(要予約)
郵便番号: 171-0044
住  所: 東京都豊島区千早2-35-12
電話番号: 03-3974-1335
アクセス:
地下鉄有楽町線千川駅下車 3番出口 徒歩約7分
国際興業バス「要町3丁目」バス停下車 徒歩約7分

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辻憲行(つじ・のりゆき)
1970年生まれ。キュレーター/翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、「トランスフォーマー」(2005)、第1回/第2回恵比寿映像祭(2009/2010)、藤城嘘個展「キャラクトロニカ」(2013)。芸術係数主宰。


お問い合わせ:
芸術係数
info@gjks.org

開催日 2013年11月24日 13:30~2013年11月24日 13:30
会場 千早地域文化創造館
会場住所 東京都豊島区千早2-35-12 地図
地域 東京 / 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など)
東京都豊島区千早2-35-12

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