国内最大級アートコミュニティーサイト会員登録数1万人以上

終了しました
カテゴリ
ワークショップ・体験・セミナー・トークショー
絵画・版画
立体・彫刻
タグ[編集]
このページにタグをつけてみませんか?

現代アートの議論は実質的に英語でなされています。この読書会では、世界のアートの議論を同じ言語で(読書会では日本語訳を配布しますので、参加者の英語力は問いません)フォローすることを目的として、1960年代以降の、主に未邦訳の英文テキストを取り上げて開催しています。

1952 0 0 0
芸術係数読書会:ローレンス・アロウェイ「ネットワーク:システムとしてのアートワールド」を再読する

/////////////////////////////////////////////////////////////
芸術係数読書会:ローレンス・アロウェイ
「ネットワーク:システムとしてのアートワールド」を再読する

日時:2013年11月15日(金)19:00-21:30
場所:あんさんぶる荻窪 第一会議室
*会場をご確認ください
参加費:1,500円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:8名(要予約)
郵便番号: 167-0051
住  所: 東京都杉並区荻窪5-15-13 1F
詳細・お申し込み=http://gjks.org/?p=3111
/////////////////////////////////////////////////////////////

現代アートの議論は実質的に英語でなされています。この読書会では、世界のアートの議論を同じ言語で(読書会では日本語訳を配布しますので、参加者の英語力は問いません)フォローすることを目的として、1960年代以降の、主に未邦訳の英文テキストを取り上げて開催しています。

今回はLawrence Allowayの「Network:The Art World Described as a System」を再読します。

「ネットワーク:システムとしてのアートワールド」はアートフォーラム誌の1972年9月号に掲載された論考です。当時のますます複雑化しつつあるアートワールドの状況を、17世紀の版画制作技術の進歩による美術品の生産/消費量の増大から、18世紀に単を発し1960年代につづく受注制作でない芸術作品の一般化を経て成立した、一つの産業構造として読み解くこころみがなされています。1972年という年はロバート・スミッソンがインタビューで芸術家が自らの作品の価値生産から排除されていることを嘆き、「アーティストが取り込まれている装置の探求、という1970年代に現れた重大な課題は、ますます重要さを増」(1)す、と答えた年でもあります。アロウェイの論考は、このスミッソンの予言への一つの応答であると言えるでしょう。また、現代のアートワールドにも通じる構造を読み取ることもできるかもしれません。

著者のローレンス・アロウェイは「Pop Art」という言葉を作った人物として知られ(2)、戦後のアメリカ美術のイギリスへの最大の紹介者であり、またキャリアの全体を通じてアンチ-アカデミックな態度を貫いた人物です。また、初期には批評家として、Independent Group(IG)にも参加しました。IGは1952年から1955年まで活動したインフォーマルなアーティスト・グループで、メンバーには画家、彫刻家、建築家、批評家などが含まれました。彼らは当時の大衆文化を作品に多く取り入れたことでも知られ、英国・米国双方のポップ・アートの先駆的存在として見なされています。アロウェイはICA館長を務めた後、活動の場を米国に移し、グッゲンハイム美術館キュレーター、Artforum編集者となりました。

(1)Bruce Kurtz, ed., “Conversation with Robert Smithon on April 22nd 1972”
(2)これについてはアロウェイ自身がそう答えているが、IGの創設者ジョン・マクヘイルが先にその言葉を用いていたという彼の息子からの証言もある。

読書会ではこちらで作成した翻訳をもとに、具体的な作品のスライドを参照しつつ進行いたしますので,英語力はそれほど必要ではありません。テーマに関心のある方のお気軽な参加をお待ちいたしております。

お申し込みは:http://gjks.org/?p=3111

===
日時:2013年11月15日(金)19:00-21:30
場所:あんさんぶる荻窪 第一会議室
*会場をご確認ください
参加費:1,500円 *当日学生証の提示で500円キャッシュバックいたします。
定 員:8名(要予約)
郵便番号: 167-0051
住  所: 東京都杉並区荻窪5-15-13 1F
電話番号: 03-3398-3191
アクセス:
JR 荻窪駅西口下車 (南側) 徒歩3分
東京メトロ丸ノ内線 荻窪駅西口下車 徒歩3分
都バス・西武バス 荻窪駅下車 南口徒歩2分

===
辻憲行(つじ・のりゆき)
1970年生まれ。キュレーター/翻訳。山口大学大学院人文科学研究科美学美術史専攻修了。1998年から2006年まで秋吉台国際芸術村(山口県)にてチーフ・キュレーターとしてレジデンス、展覧会、WS、セミナーなどの企画・運営を行う。2008年から2010年まで東京都写真美術館学芸員。主な企画展(共同企画も含む)は、「アート・イン・ザ・ホーム」(2001)、「チャンネル0」(2004)、「トランスフォーマー」(2005)、第1回/第2回恵比寿映像祭(2009/2010)、藤城嘘個展「キャラクトロニカ」(2013)。芸術係数主宰。

お問い合わせ:
芸術係数
info@gjks.org

開催日 2013年11月15日 19:00~2013年11月15日 21:30
会場 あんさんぶる荻窪 第一会議室
会場住所 東京都杉並区荻窪5-15-13 地図
地域 東京 / 板橋区・練馬区・豊島区・中野区・杉並区(池袋・中野など)
東京都杉並区荻窪5-15-13

まだこのイベントが書かれたブログはありません。

会員登録をしてコメントしよう!

同じカテゴリーのイベント

開催中 2024年11月17日(日) 11:00

2024年12月22日(日) 18:00
京阪神 兵庫

11/17(日)~12/22(日)野原...

2024年11・12月のニューあそび場の創造では、絵画領域で活躍する野原万里絵を迎え、展覧会を...

開催前 2025年2月15日(土)

2025年5月6日(火)
北関東 茨城

近藤亜樹:我が身をさいて、みた世界は

本展では、生命の祝福、他者と共に在ること、2022年以降ますます切実さを帯びる災害や戦禍にある...

開催中 2024年12月10日(火) 11:00

2024年12月22日(日) 17:00
東京 渋谷区・新宿区(表参道・青山など)

立澤香織個展 「蝶になる」

幼虫がサナギから蝶になるように、あるとき綺麗になる女の子 殻を破った女の子の目の輝き、惹きつ...

開催前 2025年5月23日(金) 11:00

2025年5月25日(日) 16:00
東京 足立区・北区・荒川区・台東区(上野など)

第18回プラチナアート大賞展2025

大賞受賞で即プロデビューできる公募展。プラチナアート大賞は、約40年以上大手百貨店等にて展示即...

このイベントに行きたい人0人