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<金沢21世紀美術館>
柿沼康二の書は、書、現代アート、サブカルチャーと関連して展開した今日的な表現です。代表作約700点で柿沼康二の書の世界を紹介します。

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柿沼康二 書の道 “ぱーっ”

柿沼康二は、1970年生まれ。現在東京を拠点に活躍する書家です。5歳から筆を持ち、父である柿沼翠流、手島右卿、上松一條に師事しました。「書はアートたるか、己はアーティストたるか」との命題を立て、既存の書に収まらない新たな書の地平に挑み続けてきました。
柿沼康二の作品の特徴は、書の古典に立脚した今日的な表現にあります。書の原理を問いつつ今日の美術として書を捉えていこうとしています。「吸って吐いて、自由な書!」とは、柿沼康二の目指す書の在り方です。表現スタイルには、いくつか代表的なものがあります。古人や能筆家との対話の場である臨書。臨書から形式発展させ、他者の言葉を柿沼流に作品化する「エンカウンター(出会うこと)」。書の原理である墨を使って絵画的に展開する超大型の作品群。あるいは、大型の作品での例が多い制作プロセスを観客と共有するパフォーマンス。ひとつの言葉にこだわり、それを執拗に繰り返す「トランスワーク」。書を時間的、空間的に発展させて、巨大なスケールで展開したインスタレーション。
このように、柿沼康二の書は、書、現代アート、サブカルチャーと関連して展開した今日的な表現です。それは、明日へと向かう希望の書であり、自由で、未来に向かって開かれた、可能性としての書です。本展では、代表作約700点で柿沼康二の書の世界を紹介します。

本展キュレーター・金沢21世紀美術館館長 秋元雄史

開催日 2013年11月23日~2014年03月02日
会場 金沢21世紀美術館
会場住所 石川県金沢市広坂1丁目2番1号 地図
地域 北陸 / 石川
アクセス 【路線バス】
JR金沢駅バスターミナル 東口7〜10番、西口5番乗り場よりバスにて「香林坊(アトリオ前)」下車(所要約10分)、徒歩約5分。
【城下まち金沢周遊バス】
JR金沢駅東口バスターミナル3番乗り場から約20分「広坂(石浦神社前)」にて下車すぐ
【ふらっとバス】
菊川ルート「21世紀美術館」もしくは「市役所・柿木畠」にて下車すぐ
材木ルート「市役所・21世紀美術館」にて下車すぐ
入場料 一般=1,000円(800円)
大学生=800円(600円)
小中高生=400円(300円)
65歳以上の方=800円

※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金
営業時間 10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)

休場日:
月曜日(休日の場合その直後の平日。ただし、2月10日は開場)、12月29日(日)~2014年1月1日(水)
イベントURL http://www.kanazawa21.jp/
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