村瀬都思 くうどうをみつめる
2014年1月11日(土) 12:00 ~2014年2月9日(日) 19:00
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- 絵画・版画
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あるものとないものの境にぽっかりと浮かび上がる謎の存在。
自らが思い描く不思議な世界を描き出す作家、村瀬都思の新作展です。
名古屋の気鋭クリエイター集団とのコラボ展示にインスピレーションを得て、空間性や運動性などの表現など、飛躍的な進化を遂げた現在の境地を御覧いただけます。
是非おいでになってみて下さい。
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あるものとないものの境にぽっかりと浮かび上がる謎の存在。
村瀬都思の描き出す世界は、他の誰にも創り出せないどころか想像も出来ないようなユニークなものである。
どこかで見たことがあるような無いような、何かを具体的に表しているようなそうでもないような、不思議な「もの」たちが画面のそこかしこにひょっこりと顔を出したりふんわりと浮んでいたりずしんと折り重なって層を成したりしている。
すっきりとした線と品のある色遣いのため、黒が基調であったり時にやや刺激的な構図であっても、爽やかな印象を与え、諧謔味すら感じさせる。
いくつかの限られたモティーフによりさまざまな変化を生み出しそこにリズムと漣のようなメロディを感じさせてくれる。それは、まさにミニマルミュージック(ミニマルアートではない)のような独特の表現となっているのだ。
今年村瀬は、名古屋の気鋭のクリエイター集団、アートプロジェクト「RE:LIC」とのコラボレーション展示を行なった。
村瀬作品に登場する「もの」たちを、紙を切り抜いて大量に制作し、それをスタジオ内に巻き上げ舞い落ちる様をカメラで撮影する、という形の写真作品として出来上がっていた。
そのひらひらと空中に浮遊しゆらゆらと見えるさまを変えながら落下していく自らが生み出した「もの」たちの光景は、村瀬に新たなインスピレーションを与えてくれた。
自らの絵画の中に、浮遊したり飛び交ったりするモティーフを登場させ、空間の広がりや奥行きが飛躍的に増しているのだ。
元来平面性の強い作風であったが、昨年来エアブラシを導入し背景に自由で均質なグラデーションを描き出せるようになり、画面に奥行きがより感じられるようになってきてはいた。
それが、今回を機に、一気に進化したと言える。
学生時代より、村瀬の描き出す世界は大枠では変わっておらず、一歩も揺るぎない。
しかしその表現をより研ぎ澄ませたものへと昇華すべく、たゆまなき革新と成長の道を歩むことも決して疎かにはしていない。
その着実な足取りは、進み行く毎により確かなものへと地歩を固めている。
2012年の「ART AWARD NEXT Ⅱ」に始まり、「 アーツ・チャレンジ2013 あいちアートプログラム」そして「トーキョーワンダーウォール2013」と立て続けに入選を繰り返しているのもその証であろう。
新たな境地に向けて踏み出していく村瀬の、今成し得ている「運び」の技をここに御披露する。
開催日 | 2014年01月11日 12:00~2014年02月09日 19:00 |
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会場 | Gallery Forgotten Dreams |
会場住所 | 東京都江東区白河1-3-21 2F 地図 |
地域 | 東京 / 墨田区・葛飾区・江東区・江戸川区(お台場など) |
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